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教員が自分の英語力をどう維持するか、アップさせるか

中学で英語教員をしていても、英語環境で仕事をしているとは言えません。子どもたちを指導するために使っている主な言語は日本語だからです。その方が効率がよいです。かと言って、自分がうまく英語を話せないというのは単純に悔しいものです。AETと話していて、聞き取れないことがあると焦ってしまいます。ですので、自分で気をつけて続けていることをこちらで紹介いたします。

① 簡単な英語を毎日聞く
②好きなジャンルで英語を読む
③英語力をためす機会を作る

① 簡単な英語を毎日聞く

恥ずかしながら、毎日、子ども向けの英語のCDをかけています。具体的にはDWEという教材を中古で買ったものです。初めは、子どもの耳慣らしにと聞き始めました。ですが、聞いてみると自分自身も簡単な英語が聞き取れなかったり、すぐに応答できないことに気づきました。ちょうど子どもを保育園に通わせて現場に戻り、自分がAETの英語が聞き取れないことに愕然とした時期でしたから、暇さえあればイヤホンで聞いていました。それから2年半ほど経ちましたが、自分に足りていなかったのは英語の大量のインプットだったと思っています。AETとの会話にびくびくしなくなったのは、この簡単な英語をたくさん聞いているからで、要は言語は慣れ、だと考えています。

②好きなジャンルで英語を読む

こればかりは自分で見つけるしかないように思います。ネットで情報を探してばかりな時期もありましたが、お金を出して買って、読む。そうすることで自分の好みが分かります。大切なのは恥も捨てて、簡単なものから始めることです。

私が好きなものは、Oxford Bookworms Library のシリーズです。古典的な、大人なら誰でも知っているようなお話から読んでいると、英語圏の子どもになったような気になります。私は長期の留学の経験もありませんので、こういう世界に浸るのがとても好きです。

元灘高校教員で、作家の木村達哉先生は、こちらで英語を練習しておられると聞きました。間違っていたらごめんなさい。シャドーイングをできるように作られているところがよいと思います。

https://ee.asahipress.com/index.php


③英語力をためす機会を作る

自分が信頼できる場所で、英語を使う機会を作ることも必要です。私は以前、Helen Iwata さんのコミュニティに入り、月一回英語のスピーチの動画を投稿させていただいていました。自分の練習のための稚拙なスピーチでしたが、素敵なメンバーの方から励ましのお言葉もいただき、勉強になったと思っています。教科書の中の英語だけに浸らず、自分のcomfort zoneを出てチャレンジすることも、続けていけたらと考えています。

今日は、以下のことについて書きました。

① 簡単な英語を毎日聞く
②好きなジャンルで英語を読む
③英語力をためす機会を作る

私は非常勤講師ですので、時には英語の授業をもたず、個別級の補助や外国籍生徒の支援などをすることもあります。その時その時で新しい発見がありますが、英語力に関しては、いざという時に使えないと意味がないので、努力して伸ばしていきたいと考えています。日本国内にいながら英語を練習するという経験談は、日本の中学生にも新鮮なようです。英語の先生だけど、実は英語に自信がないという先生がいらっしゃったら、参考になればと思います。年末年始は引越し等あり、なかなか更新ができませんでしたが、これからも読んでくださる方に有益な記事が書けたらと思っています。



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