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ゆとりでさとり、ど真ん中。

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雑談集。仕事の話、考えたこと、感じたこと。
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#眠れない夜に

雇用形態関係なく働けたのは、この会社が初めてでした

せっかく関わってくださったのであれば、その人らしさを大事にして、一緒に働いて笑いたい。 #はたらいて笑顔になれた瞬間 課題しかない「これだから派遣はイヤなんだよ!」 その言葉に私は思わずギョッとした。 以前勤めていた会社で、私が人事部に異動したてのころの話だ。 私のデスクの前で、営業チームのリーダーが苛立ちを露わにしている。聞くところによると、出勤予定の派遣社員の方が三日連続で遅刻をし、そしてとうとう無断欠勤をしてしまっているとのことだった。 当時の社内では半ば「ある

ところで君は、何を大事に生きてるの?

唐突にある方にタイトルの質問をされた。 私は言葉に詰まってしまった。 こと「仕事の面で」というのであればそれはすぐ挙がるのだ。 量も質もスピードも、一緒に働く人が「楽しい」と思える環境づくりも、ミッションと心中する覚悟さえも。 仕事の面であれば、大事にしていることなんてものは割とすぐ挙がるのだ。 でも、趣味も家族も社会貢献もファイナンスも含めたオールライフにおいてだと、おそらく私の分人気質(相手との反復的なコミュニケーションを通じて自分の中に形成されてゆく人格)があるとこ

めちゃコミ1話50円で消費される女

7月。新社会人になって、そろそろ仕事に慣れてきたであろうあなたに書いている。少しばかり疲れもたまって、少しばかり刺激が欲しくて、誰かに癒されたいと思うあなたに向けて書いている。 「ずっと独身でいるつもり?」から拝借したこのタイトルは、まるで10代の私そのものだ。 「そういうもん」 男性がホテルに女性を連れ込む際に使い古された「何もしないから」というセリフがある。誰が聞いても「何もしない」というのは紛れもない嘘なのだけど、東京で働き始めたばかりの18の私はこの上なくアホ

アイコンのチカラ

良い仕事を見たら、無性に良い仕事がしたくなる。 おえかき帳 そのいとこの絵が上手いことを知ったのは、私が5歳のときだ。いとこは小学4年生くらいだったと思う。 私は大家族のくせに人が集まる場所が苦手で、正月はよく一人、部屋の端っこで絵を描いていた。とはいえ私が描くものなんてお花とか蝶々とかがせいぜい良いところで、具体的に何を描きたいか、とか上手くなりたい、とは考えたこともなかった。ただ幼稚園のおともだちや姉や妹よりも、自分の目で見て上手だと思えたら満足していた、そんな時期。

29歳、老いについて考える。

老いることは病気でもなんでもない「自然なこと」のはずなのに、なんで私は今、ドモホルンリンクルの無料お試しセットを頼もうとしているんだろう。 え、お母さん?鏡に映った自分を見てちょっと引いた。 これまでは笑ったときにしか出なかったのに、どんなに真顔を作っても口をキュッと結んでもくっきり出ているほうれい線。自分ではない、「どっかで見たことある顔」がそこにある。顔のパーツが、ではない。シワのでき方が母親そっくりだ。 それまで薬局のプチプラ化粧水をバシャバシャ使っていたけど、私も