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きれいごと抜き!セックスの相性でパートナーを選んでも良いという小話

rinです
いつも私のnoteにお越しくださりありがとうございます。

今日は私がつねづね感じているものの、なかなか世間には公表しにくいなと思っていることをnoteを通してお話しできればと思います。

みなさんは「夜の体の相性」ってどう思いますか?

「結婚相手には安心感が大事だから、体は求めてない」

「収入と優しさがあればセックスの相性は気にしない」

きっとそんな風に話す人も多いかと思います。

実際私も、外で誰かに同じことを聞かれたらそう答えると思います。

しかし、色々調べたり、自分の本当の気持ちに目を向けてみると、実際はこれまで思ってきたよりも結婚相手には体の相性を求めるべきなんじゃない?と思うようになってきました。

今回のブログでは私がなぜそう思うようになったのか、いつもながら参考書籍を紹介しながらお話しさせていただけたらと思います。

今回は『この人と結婚していいの?』(新潮文庫)を参考にさせていただきました。

結婚相手に必要な条件を、一般常識にとらわれない多角的な視点から捉えた、グイグイと私たちの心に切り込んでくる良著です。


セックスがダメだと浮気する

家族として生活するなら、体の相性よりも愛情が大事と私も皆さんも考えがちですが、世の中愛し合って結婚したはずのカップルの3組のうち1組は離婚をしています。

参考:厚生労働省 離婚に関する統計の概況

結婚前はきっと仲睦まじい、他人が聞いたら恥ずかしくなるような言葉を交わし合っていたカップルが、結婚して共同生活を始めるとどうしてうまくいかなくなってしまうのでしょうか?

令和3年に発行された、司法統計年報(家事編)によると離婚の原因の最も多くは「性格の不一致」となっています。ついで「精神的な虐待」や「異性問題」が浮上します。

今回のテーマとなっている「性の不一致」は男性で6位、女性で7位とそこまで高い理由ではないように捉えられます。

しかし、この統計は離婚調停にあたり家庭裁判所で集計されたもので、実際のところ第三者に話しにくい「夜の営み」については表に出てこないものなのでは?と私は感じています。

正直なところ主観的な部分が多く、根拠にかけるので申し訳ないのですが、1位と2位の「性格の不一致」と「異性関係」は何から生まれてくるかと考えたときに、満足できるコミュニケーションが取れていないからではと予想できます。

異性とお付き合いしているときの自分の気持ちに目を向けたとき、喧嘩してしまったときゆっくり話を聞いてくれたり、夜の営みで慰めてくれると、ちょっとしたことならば許せてしまったという経験が皆さんにもあるはずです。

しかし、そういったコミュニケーションがうまくいかないと、さらに仲が拗れたり、外で出会いを探してしまったりして「性格の不一致」や「異性関係」にすり替わっていくのではないでしょうか?

まして、恋人ではなくさらに同じ時間を共有する夫婦では、毎日の積み重ねがとても大切です。

100%自分と合う相手はおらず、何かしらストレスを相手に感じるものです。その埋め合わせができるコミュニケーションがないと、あっという間に夫婦関係が冷え切ってしまうように思えます。

より人間の本能に近い、性の欲求の不一致が表面化したのが「性格の不一致」や「異性関係」だと考えると、腑に落ちる気がしませんか?

他の欲求に例えると、美味しくない食事を毎日食べさせられるのは苦痛ですし、ちゃんと眠れないベッドは早く取り替えたくなってしまうもの。

性の問題にだけ、オブラートに包むのは不自然だと私は考えています。

人生の残りを共にする結婚生活では、セックスは決して目を背けられるものではありません。

性の不一致を解消するプリマリタルカウンセリングの重要性

『この人と結婚していいの?』の中でもセックスと離婚の関係について触れており、結婚前のヒアリングに性の問題も含めるべきだと主張しています。

この結婚前のヒアリングのことを「プリマリタルカウンセリング」といい、カウンセラーなどの第三者が夫婦に対して、結婚後に必要な知識や、お互いに必要なことについてカウンセリングを行います。

プリマリタルカウンセリングは日本ではあまり知られていませんが、日本よりも離婚率の深刻なアメリカやヨーロッパなどでは現在積極的に取り入れられています。

カウンセラーが夫婦に「月にセックスは何回したいか?」など、なかなか2人では話し合わないことを質問することで結婚前にお互いのことを、改めて知るためのカウンセリングです。

実際に男性は週に4日や5日と答える人が多いのに対し、女性は月に1回と答える人もいるそうです。

セックスのタイミングが合わないことで、男性は欲求不満になったり反対に女性は負担を感じてしまい、それが続くことによって離婚につながってしまうのです。

プリマリタルカウンセリングのことを聞いて非常に合理的だなと感じましたが、日本ではカウンセリング自体が精神が病んでいる人が受けるというイメージがあり、プリマリタルカウンセリングも現時点では普及が進んでいないようです。

これ以上は長くなってしまいそうなので、今日はこの辺にしておきますが、皆さんもプリマリタルカウンセリングについて詳しく知りたいと思ったらぜひ『この人と結婚していいの?』を手にとってみてくださいね。

また次回続きをご紹介していきます。

本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。


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