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ヤングケアラーとは【7年経験した私が考える】


「ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを、日常的に行っているこどもである」

https://www.cfa.go.jp/policies/young-carer


検索するとこんな説明がありますが


「実際のヤングケアラーとは、どんな人だろう」
「普段の生活は、どんな様子かな」
「もしかして私、ヤングケアラーかな」


このような疑問について、考えてみました。


わたしについて
家事と学業の両立を、7年続けました。
7年の間、病気や苦労を乗り越え、現在幸せに過ごしています。




 

ヤングケアラーってどんな人?ヤングケアラーの特徴【実際に会いました】

ヤングケアラーとは、実際どんな人なのか?


私の経験では、結論、普通の子とあまり変わらないと思います。
元ヤングケアラーの私と、実際に出会った子を含め、
その様子は、

  • 普通に登校し、授業を受けている。

  • 友人関係も普通

  • 部活にも所属できる

でした。
家庭で苦労していることは気づきにくいです。


そんな中ヤングケアラーの子がいると気づけたのは、
家庭科の授業ががきっかけです。
その子は高校のクラスメイトでした。


料理を作る授業があり、その子はとても上手でした。
「どうしてそんなに上手なの?」と聞くと
「毎日家で飯作ってるんだ。片親だし、下に弟妹いるから」
と、話してくれました。

家庭科の授業がなかったら、おそらく気づきませんでした。

私が思うのは、
ヤングケアラーは日常の様子だけでは気づきにくいです。

また、本人もおおやけにしないと思います。
当時の私は、
家のことをするのが当たり前で、
「助け借りる」「相談する」という発想はありませんでした。


ヤングケアラーの毎日【体験談です】

ヤングケアラーの日常の参考として、
私の高校時代の放課後をかきます。
一日の流れです(目安。うまく事が進めばこんな日程)。

 

これが平日です。

休日は友人と遊んだり、バイトもしました。
しかし、家庭の事情に合わせて、予定を組みます。
具体的には、

  • 18:00には家に帰る

  • 家族のご飯を作ってから、バイトに行く

  • 特売の商品を買った後、遊びに行く

  • 友達とのショッピングでも、スーパーを見る。

  • 平日に雨が降る場合は、買い物を済ませておく(車に乗れないため)。

などです。
休日は平日に比べ、自分の時間はあったものの、
安心して過ごすことができませんでした。
家事のことが頭から離れないためです。

家事の作業自体は慣れたとしても、
毎日、安心できる時間が少ない。
自分自身のことを、考える余裕がない。

それが最も辛かったです。


「日常的」に行っているのならヤングケアラーです


毎日自分を犠牲にして、家庭に気遣っているならば、ヤングケアラーだと私は思います。
子供は(それぞれ事情があるけれど)家庭のことより、自分の道を1番に考える時期ではないでしょうか。

それが難しいと感じる場合、相談窓口や信頼できる人に相談するなど、
何か行動を起こすことをおすすめします。


ヤングケアラーの相談窓口、支援の内容をまとめました。
よければどうぞ
https://note.com/rin_yankea/n/nc3c3a1b75b97

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


こちらは個人ブログです

https://www.xn--cck1abc0q2ctb7a0cyf.net/



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