どうも、図書館で働く喜木凛(ききりん)です。
今回は、参加しているメンバーシップ、書く部のお題で書いてみます。
お題は、「賛否両論ありそーなことを書いてみよう」ということで。
AIと人間、「どっちが勝つか問題」、書いてみようと思います。
まぁ、人間の方がAIを上手く活用できればいいんですけどね。
生成AIが流行りだした頃、図書館に架空の本の問い合わせがあったのですよ。
何だかありそうなタイトルだけど、実際にはこの世に存在しない本です。
何だろうと思いきや、生成AIがこの本に載ってるよ的な回答をしていたというオチ。
生成AIの仕組みを知らないと、信じてしまう方も多いのですよね。
ついつい、なんでも答えてくれるので、質問したくなるのも分かります。
図書館には、レファレンスサービスなるものがありまして。
皆様からの問い合わせを受け付けてるんですけど。
こちらの記事でも書いてますが、「漢字の読み方を聴かれたら、辞書の使い方を説明する」というのが、まぁ正しいレファレンスサービスですかね。
そして、もうAIがなんでも教えてくれるから、図書館のレファレンスサービスなんてわざわざ使わないよ!という方が増えそうで心配になりました。
そもそもレファレンスの認知度が低いんですよねぇ。
ちょっと、人間の司書として、アピールしてみます!
例えば、上の記事のエピソードで書かせていただいた、高校生からの質問。
立派な夢ですが、親には公務員でも目指した方がよいと言われて、本人は悩んでおりました。
彼女は図書館に来て、話してくれたわけですが、生成AIに聴いたらどうなるのでしょう?
ちょっと試してみました!
以下は実際のGeminiの回答です。
最初に素晴らしいと褒めてくれますし、なかなかやりますね!
例えば、図書館では以下のような本を紹介しました。
そう、図書館でできるのは資料を提供することなのです。
きっと、本は味方になってくれるはず!そんな想いから、ご紹介してます。
誰でも無料で利用できる公共図書館のレファレンスサービス、ぜひ気軽に相談してみてくださいね。
喜木 拝