見出し画像

「お金が欲しい」は本心?

今回は、少し踏み込んだテーマ。
「お金について」のお話です。

といってもムズカシイ
資産運用のお話とか、
節約のコツとか、
税金対策にはこれだー!


といった話ではないです。
期待されていた方がいたら、
ごめんなさい。

私がお届けするのは
もっとシンプルなお話。

「お金が欲しいなぁ…」って本当に?
お金が欲しいだけなのかな…?
その向こう側にあるものってなんだろう?

について考えてみたいと思います。

・・・
・・・

実はこのテーマについては
私自身、
ちょっと苦手だったりもします。

過去は「使う」「貯める」
さらに「使い果たす」しか
考えていなかったですし。。

・・・避けてきたテーマです。

ただ、
今年は退職を決めたあたりから
お金について考えることが多かった。

お金に対する向き合い方にも変化があったので
現状、どういった見方をしているのか
整理のためにも残しておきたいと思います。





お金に対する欲望って何かな。

出勤して、働いて、お給料をもらって。

その後のお金の流れについて
ざっくり代表例を出すと

✅支払い。
✅貯金する。
✅投資する。
✅運用する。
✅お買いものをする。
といった感じでしょうか。

お金が必要だ、という理由は

◆生活費(家賃、光熱費、食費)が必要
◆保険やら税金やら納めなきゃならない
◆夢や目標に向けての勉強代・自己投資
◆欲しいものを手に入れたい
◆旅行やアクティビティなど体験を味わいたい
◆将来のために貯金や資産を増やしたい
◆好きなときに好きなところへ旅行に行きたい

・・・など。

目先の必要なものから
趣味を含めた楽しみたいこと、
将来の安心のことまで。

もっというと、
消費・浪費・投資を含め
さまざまな理由で
「必要」と感じてますよね。

何、当然のことを…。

と思われるかもしれないですが、
ちょっと待ってください。


これって、
お金があれば叶うことではありますが、
直接お金が欲しいってわけではない

と思いませんか?

お金を持っていて
安心したい気持ちはあるけど

お金で自由に交換できる
「もの」や「こと」「体験」が欲しい。

これが正直なところなのでは、と。


つまり、お金って
「価値がある」と感じているものと
交換できる権利証、
引換券ってことなんですよね。

・・・
・・・


お金の向こう側にあるものを求めて。

お金お金って連発するのもちょっと
気が引けるのですが…
もう少しお付き合いください。


ホテルのフロント係をしていた頃、
1日のうち3回、レジ締めがありました。

当時、手取り11万円の私のお給料。。
毎月の生活は超ギリギリ。。

それよりも何倍ものお金が
目の前のレジにあるわけですよ。
レジ締めのたびに触れるわけです。

…でもね、不思議と
「自分のものにならないかなぁ…」
というヨコシマな気持ちって
全然ならないもので。


レジ打ち作業のあるお仕事を
経験された人は
イメージしやすいと思います。

カウンターの中で触れるお金って
チケットのような感覚じゃないですか…?

(電子決済が増えている昨今、
 そもそも現金に触れる機会は
 減りつつありますけど…)


お金に名前も色もないんですけど、
お客さまにお支払いいただいた
大切なお金。

お給料としていただくお金
= 私の労働の対価とは
まったくの別物って感覚。

まぁ、そのお金にうっかり手を出せば
まぎれもなく窃盗・横領で犯罪で
是非を問う以前の問題ですけども。


お金ってきっと
欲望・目標・幸福感・
安心感を叶えるために
使える状態にあってこそ
価値がある
のかな、と。


・・・
・・・


「お金」は手段のひとつ。

興味深いお話に触れることができたので
共有しますね。

聞いたことある方も多いかもしれません。

何か欲しいものがあったとします。
たとえば…
「ギターを手に入れたい!」としましょう。

このギターを手に入れるために、
パッと思い浮かぶ手段は6つ。

1、新品を定価で買う。
2、新品をネットなどのサービスで安く買う。
3、中古品をネット、またはショップで買う。
4、ポイントや何か差し出せるものと交換する。
5、誰かからもらう・譲り受ける。
6、誰かから借りる。

私たちは、たいてい「1」から順、
つまり「お金」を使って得ることから
考え始めているんです。

「5」や「6」のように
誰かからもらう・譲り受ける・借りる
ということができれば、費用は抑えられるし、
受け渡してもらう際に弾き方を教えてもらう
機会もあるかもしれない。

けど、
お金を使うことをまず考えちゃう。

不思議ですけど…
おもしろいですよね。

・・・
・・・

まとめちゃおう。

お金が欲しいという欲求の向こう側には
実は、お金そのものよりももっと
大切な価値が隠れていることがある

と感じていただけたかと思います。


欲しいものを手に入れるための
手段のひとつがお金を使う、
ということ。


自分が求めている「もの」や「こと」って
いったい何だろう?
って私自身、問いかける習慣が
身に付いてきたように感じています。

お菓子や服や雑貨など、
衝動買いで手に入れるような…
一時的快楽に使う浪費は
グッと減りました。笑

これからの自分のためになるように
使いどころを考えようって。

立ち止まること、
そして知識投資が増えました。


お金、欲しいですけどね。
それが目的ではなかったな、と。


あなたにとって今回の記事が
何か気づきとなれれば幸いです。


ではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?