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自覚なしかも⁉ 学習性無力感

今回は
「心理現象」のお話です。


ストレスが多い現代社会で
気付かずに陥ってしまっている
ってこともある現象。

思い返せば私も
会社員時代によく陥りがちでした。。

最近この現象のことを知って、
「そういうことだったのか!」
とハッと気づきがあったんです。


なので、
興味を持ってくださったあなたも
学習性無力感の状態を知ってほしい、
抜け出すきっかけをつかんでほしい…!

という思いで
まとめていきます。

読み進めていただくと
自分を責めるのではなく、
大切にできるようになり、
気持ちも軽やかになると思います^^

そして、ご自分だけじゃなく、
あなたのまわりにいる、
このような心理状態を抱えた方にも
きっと1歩を踏み出す手助けが
できるようになるハズです。




思い当たること、ありませんか?

「新しいことに挑戦するのが難しいな…」
「現状を改善したいけど…無理かも…」
と感じ、諦めがちになっていませんか?

「なんでうまくいかないんだろう…」
「私ってダメなんじゃないかな…」
と、ご自身を臆病に感じ、
ビビりだな…と悲しくなってしまったり…。
自己嫌悪に陥ってしまったり…。

私も自己批判の無限ループ…
よく、やっちゃってました。


でもね、そんなに
ご自身を責めないでください。

「学習性無力感」という心理現象に
影響を受けている可能性があります。


・・・
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自己批判の無限ループから抜け出そう

まず
「学習性無力感」は
誰にでも起こりうるし、
誰にでも影響を与える可能性がある

ということを念頭に置いておいてください。

長期間、ストレスを感じ続けていると
その状況が当たり前になっちゃって、
「改善しよう」という挑戦や
「打開しよう」「逃れよう」と
努力することが難しくなる心理現象
なんです。


「学習性無力感」ってものを
初めて聴いたとき

「ことば自体になじみはないけど
 めっちゃわかるわ…」
というのが率直な感想。

つらいよね、これ…。
ノウハウコレクターも
この現象に当てはまる部分が
あると思います。
(ノウハウコレクターについては
 別記事にまとめる予定です)


学習性無力感に
自覚なく陥っていることもあるので、
踏み出せないご自身を責めることはせず
「こういう心理現象がある、と知る」
この1歩から始めるのがオススメです。


ご自分の内面を観察して、
学習性無力感が自分自身に
どのような影響を与えているのかを
冷静に見つめる。

そうすることで、自分自身を理解し、
新しい気づきが見つかるかもしれません。

まずは小さな1歩から。

少しでも知っておくことで
自己批判のループにハマらず、
もしくは、抜け出す対処が
しやすくなります。


それに、
ここまで読んでいただいているってことは
あなたはご自身を受け入れ、
前進する勇気を持っているのですから、
抜け出せますよ!大丈夫。


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学習性無力感の特徴

抵抗や回避困難なストレス・抑圧によって
「何をしても意味がない…」
ということを学習・習慣化してしまい、
逃れようとする努力をしなくなる、
というもの。

こう…文字にすると
ちょっと怖いですよね。

パッと見の印象としては
学校のいじめ問題や
家庭内暴力、拉致監禁、
ハイジャック事件などの
被害者を連想しちゃいませんか?


ほかには資格や受験勉強で
成績が伸び悩んでいる時にも
「自分は何をやってもダメだ…」
という気持ちに陥りやすい、と言われています。

大袈裟でも何でもなく
職場環境にも
当てはまっちゃうんですよね。

私の例でいうと、こんな感じ…▼

✅業務時間外でも否応なくメール対応しないと
 日々の通常業務がまわらなくなっちゃう…
 なので、残業はもちろん
 夜中・明け方・休日も対応せざるを得ない…。

✅業績を上げよう、と
 ミーティングや会議が増え、
 さらに会議のための会議をくり返し…
 どんどん通常業務が圧迫された結果、
 売上は別に変わらず、忙しさだけ倍増…。

✅チームで分担しているはずが
 フォロー体制が構築されることなく、
 いつの間にか1人への負担だけが
 大きくなってしまっている…。逃げ場もない。

✅改善案を訴えても、見直しを提案しても、
 これ以上は無理な旨を伝えても却下され、
 ひたすら耐えなければならない状況…。

✅却下されるならまだマシにすら思える…
 期限を設けている問いかけにも
 無反応という状況も。

✅自分の役割を棚に上げ、改善しようとせず、
 「他人のミス」を声高に訴え、
 責任転嫁を目にするのが日常な環境…。

こういった状況…
たぶん私だけじゃないはず。。
身に覚え…あったりしませんか?

決して無茶苦茶な理想を掲げたり、
わがままを通そうとするようなことではないし
期待に胸を躍らせるような内容でもない。

にもかかわらず、
決定権のある人が困っていない状況では
改善案が通らない、習慣を変えたくない、
何も変化が起こらない。。


このようなことが続くと
提案した側はじわじわと無力感・絶望感を
無意識下で育んでしまうんですよね。

そして
従うしかない者は我慢をするのが
「通常」になった挙句、

■努力なんて報われないじゃない…
■希望を持ったって何も変わらない…
■どうせ反対されるもん、提案する気も失せちゃう
■リスクじゃないのに小さな歩み寄りもできない…
■聞く体制すらないなんて…もう変わるなんで無理だ。
■自分が言ったってどうせダメなんだ…

って、自己批判の無限ループから
抜け出せなくなっていくんです。


これの恐ろしいところが、
「提案しても無駄である」
「反応しても無駄である」
ってだんだん信念にも似た思い込みに。

やがて、
個人レベルの問題ではなくて、
集団無力感が起こってしまうってこと。


…そう。
感染症のように
伝染してしまうんです。


これね、自分のせいでなってるなら
「えい!やーーー!」って
気持ち切り替えてるように振る舞うことも
できちゃうかもなんですが…

まわりので起こって巻き込まれると
かなりしんどい雰囲気にもなっちゃう。

たとえば…
上司に、職場環境がよくなる案を提案してても
一切聞き入れてくれないような状況だったら、
当事者だけでなく、まわりで聞いている人も
諦めの空気が出てきちゃったり。

ミスを他人のせいとして騒いでいるのを
目の当りにしたら、
いつ自分の身に責任転嫁されるのか…と
日々、恐怖に感じたてストレスだったり。


その環境から離れることが
できるならまだしも、
その環境の中で
うまくやっていかなければならない。

そういうケースの方が多いと思います。

起きちゃったことにも対処は必要ですが、
学習性無力感…
なんとしても対処したいですよね…。

どういった対処が
個人レベルでできるのか、についてを
お伝えしていきますね。

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学習性無力感から抜け出す方法

この学習性無気力感に陥ってしまった際、
自分で乗り越えたい、と考える方向けに
気持ちを切り替えていくための
マインドセット・アプローチ方法です。

◆小さな目標設定からの成功体験を。
大きな課題や目標に一気に取り組むのではなく、
達成感が得られる小さな目標から設定しましょう。
段階的に進めていくことで自信が回復していくため、
学習性無力感を打破するカギになります。

◆自分に対することば遣いはポジティブに。
自分に対して否定的なことばを使わないのが
自己評価向上のキーポイントになります。
以外かもしれませんが、脳って
自分自身のことばに影響されやすいんです。
肯定的な表現を意識的に取り入れることで
気持ちが明るく、自己評価も向上します。

◆結果だけでなく、過程に注目。
日々の体験、挑戦、頑張り自体を大切にしましょう。
自分の進歩に気がつき、成長を実感、
自信にもつながります。
前向きに取り組み続ける助けにもなりますよ。

◆ポジティブな習慣を取り入れる。
手軽に取り組めるようなお散歩や、
瞑想や入浴、好きな音楽に触れるなど、
日常生活のちょっとした隙間に
気分転換できる習慣を築きましょう。

◆他者との比較はしなくてOK
他の人との比較をすることで競争心や不安が強まり、
学習性無力感を強化してしまうことがあります。
自分自身のペースを重視し、
小さな積み重ねを実践していきましょう。


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精神的なダメージが相当大きいケースもあるので、
絶対ひとりで何とかしよう!と
頑なになっちゃダメですよ。

無理せずに、
専門家に診てもらうことも
学習性無力感から脱出する手段のひとつです。

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今日の小さな成功が、明日の大きな1歩に。

どうしても、上手くいかないことや、
認めてもらえないことによって
傷つくことは避けられないのが現実です。

ですが、大切なのは、
自分を過剰に批判したり、
ごまかすことではなくて
認めること。

困難な状況や傷ついた気持ちは
自分がいちばんよく知っています。

「こんなの当たり前」などと軽視せずに
弱い部分を知ること、大事に癒すことで、
私たちは成長できて強くなれるんです。


ここまで読んでくださった
あなたは、もうすでに
学習性無力感からの脱却のために
1歩前進しています。

少しずつで大丈夫。

自分を信じる気持ちを回復させて、
未来に向かって進む勇気の兆しを
もう手にしているのですから。


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では、また。

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