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[りんごの転がり人生]9:横浜物語「ネットビジネスとミニ四駆の夢が重なる」

今回のnote前半は、ちょっと8章の振り返りです。りんごが東京通いをしながら受けた「年間個別コンサル」とその結果とその後のりんごの変化についてです(^^)。螺旋階段を駆けのっぼって、たどり着いたステージ、そこに見えた世界についてりんごの見たまんまをお伝えします。
そして、この東京通いのもう一つの話(今後のお話の主題に躍り出てきます)。そこにはとんでもない運命の波が押し寄せてきていました。後半はその運命の波とそれに翻弄される(立ち向かう)りんごと旦那さんのストーリーです。では、さらに勢いにのるりんごの転がりぷりをどうぞ。


殻を破った外の世界[コンサルとビジネスの話し]

まず、話しを次に繋げるために前回のおさらいから。「8章:東京物語」ではビジネスのコンサルとは一体なにをするのか?りんごの飛躍の秘訣はなんだったのか?についてお伝えしました。
いままでの「私らしく」を脱ぎ捨て殻を破ったりんごが見た新な世界です。
・ ・ ・
殻を破るにはある程度の勢いととてつもない労力が必要です。りんごがそのエネルギーを得たのは月間100万円の収益を突破した時です。
渾身のエネルギーをつぎ込んで殻を破った!そう、表現するにふさわしい実感がありました。

殻から出たりんごが見たもの
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見える世界そのものは変わりません
変わったのは「見え方」でした!
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見え方が変わるということは自分の立ち位置が変わっているということです。殻の外の世界を歩きながら、明らかにいままでとはステージが変わっている、そう感じました。

見えることが変わり
考えることが変わり
選ぶことが変わりました。


横浜(ランドマークタワーとみなとみらい周辺)

月収100万円はりんごの旦那さんの心を揺らした。

旦那さんは、りんごがネットビジネスに取り組むことに反対はしていませんでした。でも、なんとなく横目で遠巻きに観ている状況でした。

しかし、月収100万円の噂を聞いて(どこから聴いたのか?(^^))、いきなり身を乗り出してきました。旦那さんは大手家電店でパソコンサポートのお仕事をしています。SE経験もあり、パソコン関係は鬼のように詳しいです。
かねてから、今後のりんごの思惑を実行するには彼の力が必要と思っていたりんごはここぞとばかりに引きずり込みました(^▽^)。

旦那さんには夢(野望)がありました
真庭でミニ四駆のイベントをやる
ミニ四駆コースのあるカフェを開く」、
ただ、資金がなく宝くじだけが頼りの心細い夢でした。
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*ミニ四駆がなんじゃい?についてはこの記事を
[りんごの転がり人生]7_1:夢を見つけて、夢を追いかける挑戦編「りんご夢への挑戦!ミニ四駆
https://note.com/rin_ngo/n/n15a1ac1bb94d
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りんごがビジネスで手にした実績はその野望を即実現するには小さな資金ですが、旦那さんがパソコンサポートの時間を減らして「イベント実施」の画策に乗り出す時間を作るには充分でした。
二人で一大決心をして、旦那さんはフリーターになりました。
(お仕事内容は変わりませんが、お仕事日数削減、土日祝の勤務無し、待遇がパートになりました)
コロナ事情で「イベント実施」思惑は難所の連続でした。経済的にもめちゃくちゃ危ない橋をわたりました。それでも少しずつ、すこしずつ、「ミニ四駆」の認知が進み。イベント屋さんとしての活動は県北の地ではちょっと知られるようになっていきました。
このことは、後半にお話しするもう一つのストーリーの布石になります。


限界を超えた先にあるもの

自分の限界を超える、壁を内側から破る、そのためには、捨てる物も必要です。身も心も軽くすることが必要だからです。そしてパワーを蓄えることが大事です生半可な瞬発力だけでは失速するからです。

そして限界をこえたその先にあるもの

ちょっと驚愕の事実ですが、それは
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はるか遠くに見える次の限界です(^^)
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多分いままでに色々な限界を乗り越えたことがあるあなたならば「そうそう、そういうもん」とうなずいたでしょうか。ゲームでボスを倒したら次にもっと手ごわいやつが現れるあれと同じです。
そう、次も次もその次も超えるたびに新たな限界の壁はあります。でも、確実にラスボスに近づきます。
自分のスキルも上がりますライフポイントは各段に増え(ちょっとやそっとではくたばりません)武器も財力もひよっこ時代とは別世界です。
仲間もできました。それぞれの特性を活かして供に戦えば、勝利の回数も戦利品も増えます。


殻の外の世界は果てしなく広いです。そして、その果てには次の破るべき殻があります。でも、厳しい分楽しさは倍増です。けっして楽(らく)ではありません。やるべきことは増えました。(倒すべきボスの力も強くなる一方です。いままでよりより精度のいい攻撃をより沢山、放つ必要があります。)

ネットビジネスは、最初しんどいけどだんだん楽になる。そういいくるめられてこの道にはいったことと推察します(たしかにりんごもそう言っています)。でも、りんごのストーリーを読みながら、それは言葉通りではないことをうすうす感づいているかと思われます。ステージが変わればやるべきことは増えます。難易度もあがります。(常に高い武器を入手し新しい技を取得することが求められます)。

でもでも、「楽になる(楽しくなる)」その言葉に嘘はありません
ゲームでハイレベルになり、高難度のステージをクリアする気分と同じです。大変なんだけど、楽しい!


東京(品川)から横浜へ

りんごは、ステージが変わった先のボスの倒し方(ビジネスの進め方)を教わるべく、[個別コンサル]を継続します。
ちょうどその頃、お師匠さんである小澤さんが東京(品川)から横浜へお引越しをしました。なので、りんごの通う先も横浜へ。今度は桜木町やラウンドマークタワー界隈を、肩で風切って歩くことになります(⌒∇⌒)

実は、この横浜への拠点移動は、旦那さんと始めた「ミニ四駆」活動にも大きな波をもたらします。世の中本当につながっている、すべては必然的に仕組まれている。そう思わざるを得ない展開が待っていました。

りんごのコンサルのための東京通いには、100万円をゲットする前から旦那さんの同行が多くなりました。ネットビジネスの収益は2人分の飛行機代や宿泊代、東京観光を楽しむくらいを出す余裕が出てきていました。

旦那さんは東京に来るたびに(りんごのコンサルの日は)横浜のある場所に通っていました。それは有名なミニ四駆のコースを常設しているお店、岡山からとは思えない頻度で来店する旦那さんに、お店のオーナーの目が止まります。

まだまだ、夢(影も形もない)の話の「お店を持ちたいんです」という旦那さんの言葉に、オーナーは同業者として接してくれていました。

りんごのコンサル拠点が横浜に移動したことから、ますます旦那さんの横浜(お店)通いも頻繁になり、オーナーおよびお店との関係も濃くなっていきます。

そして、ある日オーナーから運命の一言が

お店できたらうちとコラボしない?
(まだまだ、お店開店の目処どころか、足がかりもみつけられてない時のことです)
しかしこの申し出で、旦那さんも私もミニ四駆のお店開店に向けて意識が一気に高まります。


ミニ四駆のお店、物件探しの七転び八起

オーナーからの申し出を胸に秘めて、お店出店に向けて心も体も全開に。

とりあえず、店舗開店をと、実家の玄関空間を利用して、商品だけを並べて売る小さなお店を開きました。
土日、祝のみの営業でしたが、それでも他に玩具店のない土地柄、ボチボチですが売上が出はじめます。営業日に家の前に立ち並ぶ「ミニ四駆」の旗は、近隣でも話題になりました。

しかし、やはり、「コース常設のない状態で店舗運用は厳しい」ことを思い知らされます。

何処にでも土地やいらない建物がありそうな田舎ですが、いざ探すとなると、これはという建物も土地も見つからない。空き家サイトを当たってはみるものの、思うような巡り合いはない。
さらには「あそこがいいかも」、「ここならなんとか」と目をつけた物件はことごとく、目の前から取り上げられて行くという摩訶不思議な現象も起きていました。

その1)
50年来、だれも手をつけず荒れ放題だった「工場跡地」が
廃金属業者に買い取られ、廃金属のお店として利用され始める。

その2)
30年来、空き家で売りにでていた旧スーパーの建物と土地が
建物が壊され、住宅用の更地として分譲販売される。

その3)
20年来、公用跡地で草地だった自宅から極近い物件が
買い取られ、住宅地になる。

この現象に、旦那さんは「ことごとく邪魔される」と怒り心頭。

でも、そこはりんごの前向き思考で「多分『そこじゃないよ』『もっといい所があるよ』と神様が導いてくれているのよ」と励ましつづけたのです。

だが、そんな空気みたいなりんごの言葉は、虚(むな)しく風に飛んでいき時間が過ぎていました。


奇跡の神がオーラをまとって舞い降りた!

そんなある日、信じられない話が舞い込んできます。
「そんなことが起こるのか!」と何度も天を仰ぎます(神様の存在を信じたくなる瞬間でした)。

休日、旦那さんが軽トラの洗車をしていると、トコトコと現れたおじさんが、いきなり名刺を差し出して、(おじさんは建設会社の社長さんでした)
あそこのコンビニを使わんかね~」と切り出したのです。

あそこのコンビニとは、自宅から歩いて3分ほどのところにある、
ヤマザキのデイリーストアー、噂で閉店するとか。(経営者さんはご近所さんで同年代なので状況は聞いて知っていたのですが)。

実は、建物を解体してくれと頼まれたんじゃが、まだまだ使えるからもったいない。誰か使ってくれるものはおらんかと思ってねぇ

解体するにもかなりの費用がかかるので、現状のままごっそり使ってくれるなら助かるとの申し出でした。(譲り受ける費用や土地の借り賃を提示されたのですが、宝くじの助けがなくても「それならなんとかなる!」と、心がぐらぐらゆれました。)

ホームページとかみたけど、あんたんとこなら使えるんじゃあないかと思ってな、どうにか考えてみてくれんか」と言っておじさんは帰ったのです。

だんなさんは洗車途中のちょっと濡れた手で、もらった名刺の端っこをつかんで、家の中にいた私の所にきて、手も声も震え気味で今起こった事のいきさつを私に告げました。

とりあえず、話を聞こうとそのお店を覗きに行った時。閉店した店内のかたづけ作業の途中だった経営者夫婦は、目を輝かせて対応してくれました。

店内や、倉庫、付随する店用の家屋(2階部分は簡易的な住居スペースになっていました)などをひととおり見せてもらいました。

申し分ない。」旦那さんと私の感想でした。
ミニ四駆コースが設置できるスペースは確保できる、上水も浄化槽も完備されていて店舗として充分に使える。「何も問題はない」そう思えました。
この物件が手に入る、私たちのものになる
ちょっとにわかには信じ難い展開に心がおいつかない、そんな時間でした。

しかーし!状況は急展開!!
そうそう、神様も甘くはない「こちらの決意を試されているのか
そう思わされるストーリーが続きます。


「夢」は夢のまま砕けるのか?

信じられない〜」を何度叫んだかわかりませんが。
数日、いやずっと、半分夢の中にいるような感覚でした。

店舗(譲っていただく予定)の前を通るたびに、あれやこれや妄想も膨らみます。近しい人にはそれとなく店舗開店を仄(ほの)めかし、あれこれ構想を練るのぶっちもずっとソワソワ気味でした。

しか〜し、しかし!
神様は意地悪!!!!!」そう叫びたくなる事態が起こります。

お話をいただいて、オーナーさんとも一応合意(口約束ではありますが)し、正式な手続きに向けて動き出そうとした時に問題は発覚します。

いざ譲り受けるのための手続きをと、オーナーさんと一緒に司法書士さんの事務所を尋ねた時、その問題は明るみに出ました。
「この建物の登記変更はできませんね〜」
「このままでは、売買契約をしても無効ですね〜」
と司法書士さんの容赦ない言葉が、オーナーさんと旦那さんをまとめて串刺しにしました。

実は、建物はオーナーさんの所有なので売買契約は可能なのですが、土地の権利を持つ方の登記上の問題が発覚して、この状態のままでは旦那さんとの賃貸契約が結べない。つまり旦那さん名義の建物にすることは不可能との説明でした。
「何か方法はないのですか?」とすがりついてもみましたが、首は横に振られるだけでした。

事を進めるには、発覚した「土地問題を解決するしかない」。
「できないことはないが、時間がかかるかもしれないねぇ〜」
「良いことにならない可能性が高いから、諦めることをお薦めするねぇ〜」
とさらに容赦ない司法書士さんの言葉が刺さります。

今日にも手続きをとルンルンで出かけたオーナーさんと旦那さん(りんごも)でしたが、突然の事態急変に気持ちが追いつかず、「暗い濃い霧の中に突入!行く先を見失って呆然と立ちすくむ!!」そんな感覚でした。

「しかし」「どうしても」「やっぱり」

「はいそうですか」とは諦められない。

オーナーさんも、旦那さんも(りんごも)気持ちは同じでした。


その日の結論としては、発覚した問題の解決を試みていただくことを司法書士さんにお願いして事務所を後にしたのです。


諦めたくない!「夢を掴むまで」

そこからの日々はドロドロでした(涙
旦那さんは、何度も涙を流して悔しがりました。
近所仲間の飲み会で号泣したとか(酔い潰れて眠った旦那さんを迎えてに行って、お仲間から聞かされました)。

店舗開店に心が向いていた旦那さんと私は、「とりあえず問題が解決するまで待とう」と決めて、その物件が手に入るまでと仮の店舗探しもしました。良さそうな空き店舗の紹介を受けて見にも行きましたが、大幅な改修が必要で断念しました。

旦那さんの心はめちゃくちゃ揺れていました。
「もう諦めよう」と「やっぱりあそこがいい」を行ったり来たりする日々が続きました。


そんなある日、
該当の店舗に行って周りの田んぼを見渡しながら、旦那さんがお店の拡大構想を熱く語り始めたのです。
「ここの土地も購入して、オフロードのコースを作る」
「こっちの土地に別棟を建てて、コースを置く」
草がボウボウに生えた荒地となっている田んぼでしたが、旦那さんの目は輝いて見えました。
夢は萎(しぼ)んでいるどころか、ますます膨らんでいました。

その様子を見たりんごは「この夢は現実になる!」そう確信しました。

ちょうど、その時です、

旦那さんの携帯が鳴ります。


電話の相手は、登記手続きをお願いしている司法書士さんでした。
かなり長い電話、店舗や田んぼの周りをウロウロしながら旦那さんは話しつづづけていました。
その様子を見て、りんごの心は踊っていました(^^)。

電話の内容は、
手続きを妨げていた問題が解決したとの報告でした。
「運が良かったですね〜」「これで手続きは進められますよ〜」と。

こんな事が起こるのか!」(今まで何度も叫んだ言葉ですが、)
嬉しさと安堵とホッとした旦那さんの笑顔はキラキラでした。


2023年、秋の初めに始まったこの店舗ゲットのお話は、
年末ギリギリに間に合ってめでたく実を結びました。

地権者さんとの契約、建物の買取と登記手続き。
全てが滞りなく運び、晴れて店舗は旦那さんのものに!

城を手に入れた!
旦那さんのX投稿が多くの「いいね」を集めました(^^)


ここから先はまたまた七転び八起きしながらも
夢が数珠繋ぎで叶っていく
りんごと旦那さんのミニ四駆店開店の物語です。
↓↓↓↓↓↓↓
10章へつづく(執筆中)


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