“地球は回るけど僕は、”考察と感想
1月20日にMVが公開された
地球は回るけど僕は、/スズナリ.
柔らかく可愛らしいタッチのイラスト×切なさが感じられる歌詞
何と言葉にすればいいのか分からないけど
聴いてからずっと心に残っている。
作者にとって自身の楽曲を考察されることが
喜ばしいことなのか不快なことなのか図りかねるので懸念を抱いているが
私なりの考察と感想を書いていきたいと思う。
※アーティスト及び関係者からの注意喚起があれば即時対応しますので、ご連絡下さい。
まずは歌詞の考察から。
登場人物は君と僕
不穏なスタート
何やら関係が拗れている様子
君からは望む反応が返ってこず報われない気持ちになっている
頑張ることに疲れてしまった。
だったらもう、頑張ることも関係を続けることも止めちゃおうか?と自問自答
未来に希望を見出せず投げやりになっている。
動けない自分とは関係無く
世界は回る=社会は動く
3周半は何をさしているのだろう…?
時計(時間)→3分30秒or3時間30分or30時間
年月 →3ヵ月半or3年半
地球の外周→14万㎞
うーん…もっと抽象的な何かか🤔
完全に離れるつもりは無いが
一時的に距離を置きたくなっている様子。
帰る→実在する場所というより、精神的なもの
モヤモヤや心の距離を君に気づかれないように振る舞って、感情の整理ができたらそっと元の関係に戻ろうと思っている。
自分自身(僕)に対する強い憤り。
君にあれこれ求めてばかり、
言葉にしなくても分かって欲しいけど
分かってもらえるとは思っていない。
隠している真実を公にしてしまいたい。
本質的な事には踏み込まず、
軽い会話ばかりが積み重なって
波風を立てないようにしている。
しかし、苦しい思いをしたとしても
変わらなければという意思を感じる。
怒りが落ち着き冷静に現状が見え始めた
ここから前向きに変わっていく
君と一緒だったからここまで頑張ってこれたということは揺るがない事実。
求めている反応が返ってくるという期待は止めた。
それでも君の元へ帰る。
君を連れていけたら→僕の苦しさを共に解決できたら
前半と同じ歌詞でも
自分と向き合い変わるために進む道を選んだ
ことにより前向きな印象を受ける。
心の葛藤と成長を描いた歌詞だと思った。
続いてMVの感想。
イントロ部分では、まさにお地蔵さんの生活。
しかし質感はソフトで表情も豊か。
歌い出しと共に現代社会を生きるお地蔵さんに。
スーパーへ買い物に行くし(カバンのセンス💮)
電車も電子マネーもスマホもSNSも使う。
赤い前掛けを洗濯しているところに
(お地蔵さんのアイデンティティを忘れてない)
とクスッとしてしまった。
この世界ではウサギがメインの生物となるようだ。
映像の中で「ス.」が要所要所に隠されていて
おもしろい。
置いていかれるお地蔵さんと
ちゃんと地球を3周半回るウサギ。
アクションを起こすお地蔵さんと
気づいているのかいないのか絶妙なウサギ。
ラップ部分はとにかくセンスの塊
前掛けに合わせた赤いキャップ🧢
ぬるぬる動く
最後にス.のハンドサインを然り気無く入れるのがオシャレで…脱帽
☆と共に流れるス.とグリーンピース🟢
君🐰のいるであろう月に向かうも不在
地球では動けなかったお地蔵さんが月ではぐるぐる回ることができている。
「君とだったからここ(月)までこれたのに」
花畑で
「君を連れていけたら」のシーン
今までのニッコリ笑顔が一変
口がへの字になっている。
寂しいんだろうな…
地球にはス.と🐰の島が…!
純粋に可愛くて好き
ここでも交わることのない2人
最後の見つめ合い?のシーン
2人は何を思っているのだろう…
キャラクターをお地蔵さんにすることで
仏教の教え
一切皆苦:人生は思い通りにならない
諸行無常:すべては移り変わるもの
諸法無我:あらゆる事物事象には固定的な実 体がない
涅槃寂静:煩悩を無くして悟りの境地に到達する
に絡めているのだろうか…?
考察って難しいー!!
意図を汲み取りきれてはいないけど
良い曲ですわ…
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