身と心で旅をする
いつしか恐怖感は無くなっていた、空の旅。
サンフランシスコからニューヨークへ移動する飛行機で、これを綴っています。
電波のない空の上、狭い席で揺れながら、
たまに外の景色を見つめて
日々足をつく地との遠さを感じながら。
雲の切れ目から夕陽が覗くボーナスがあると
嬉しくなって。
画面でしか知らなかった氷山が現れれば、
夢中になって。
オレンジ色に散りばめられた光が
心を照らす。
限られた空間、飛行機で聴く音楽は
とてもロマンチックに感じる。
歌詞とメロディがクリーンに、沁み込むから。
海外ツアー、非日常的な初めての経験の中でも
優しい心の肥やしにあたたかさを感じながら
見たことのない景色や
新たに発芽していく感情を大切に抱きしめて
身と心で旅をしながら
またひとつ、大きくなったわたしになって帰国します。🫂
凜