2020.9.11の日記
昨日一目惚れしたワンピースに袖を通し、お花屋さんに向かう。
晴天の9/11、いい1日がはじまる。
毎年この日は自分にお花をプレゼントすることにしている。最近は定期的にお花を買っているから、こんな日くらいは少し奮発して花束を。
あたたかくて深みが伝わってくる色のお花がたくさん並ぶこの時期がいちばん好きかもしれない、と言うことに気がついた。19歳最初の発見。
お花屋さんに行った足でそのまま親友との待ち合わせ場所へ。
七福神の中に入ることができそうなくらい盛大な笑顔で現れた彼女は花とプレゼントをもってさっそく私を祝福してくれた。
私が病めるときも健やかなる時もいつも支えてくれる親友は2歳年下とは思えない包容力があると思う。
行ったことのない喫茶店に足を踏み入れ、スパゲッティを食べた。
今日ははじめての場所に行くのにふさわしい日。きっと、ふと思い出した時にまたこのお店に来てしまうんだろう。
親友と別れて少し時間を潰してから、現場へ向かう。今日は新しい学校のリーダーズの生配信。
いつもの3人と会うと、ホッとする。
「「「りんちゃぁ〜んおめでとぉ〜う」」」
毎年このテンションで最初のおめでとうは言われている気がする。
到着して間も無く、「これ、届いてたよ」と
私たちのPTAのOTAさんから手渡された袋を開けると、応援してくださっているの方からのメッセージアルバムが。
あたたかいメッセージに、イラスト。
メッセージを送ってくださった方それぞれの個性が見える、愛のこもった1冊。心がじんわりとした。宝物がひとつ、増えた。
セーラー服を身に纏って、少し早めの夜ご飯を食べて、メンバーと話して、そうこうしているうちに生配信の時間。
無事に配信を終えて帰宅準備が終わる頃、突然のバースデーソング。スズカの美声と共にケーキが登場。
毎年全員の誕生日をサプライズで祝っているけれど、今日はなにも構えていなかった私。予想外のサプライズに驚く…
間も無く燃え盛るケーキに危険を感じる。
ろうそく同士の境目が存在しないくらいに、ケーキの頭が炎で包まれていた。
すぐに火を消すと、ここにいる全員で七福神が結成されそうなほどにあたたかい表情のみんなが並ぶ。
口の中に広がる生クリームと、時々感じるピスタチオの食感が嬉しいショートケーキをみんなでつついて食べた。きっとこれまたずっと忘れられない味になるんだろう。
感極まり続けた1日。
花と、おいしいスパゲッティと、燃え盛るケーキと、たくさんの愛に包まれた2020.9.11の日記。
凜