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プリパラと私

 まずは何よりも、今日(2024/7/5)で、アニメ・プリパラの初回放送日から10年。つまり10周年だ。おめでとうございます!!!! 🎂🎉✨

 そして二言目にこれで申し訳ないのだが、私はプリパラが嫌いだった
(もちろん、今は大好きだ。でないとわざわざこう、記事を書き始めたりしない。嫌いなものや苦手なものはそもそも口に出さないタイプなので)


 というわけで今回は、プリパラと私の思い出でもダラダラと書いていこうかと思う。暇な方がいらっしゃいましたら、どうぞお付き合いください。



なぜ私はプリパラが嫌いだったのか

 端的に言うと、前作とその前作以前のシリーズが大好きだったからだ。

 それは、プリティーリズム。平凡な少女が、元気な少女が、魅惑的な少女が。それ以外にも沢山の魅力的な少女たちが、スケートリンクの上で歌って踊る。最後にはプリズムジャンプ(必殺技的なあれだ)を飛ぶ。
 だが、ただキラキラしているだけじゃない。時には悲しみも苦しさもある。女児向けアニメだとは思えない重さを伴った内容も少なくない。
 私はそんなプリティーリズムが大好きだった。

 それだというのに、プリティーリズムはプリティーリズム・レインボーライブで終わってしまった。
 次回作は、スケートではなくただ単に歌って踊るだけではないというか。

 スケートしてるのが他の作品と違った魅力だったのに!
 そんな、ただのアイドルになっちゃうの?

 ……と、思ったわけです。

 つまり私にとってプリパラ=プリティーリズムを終わらせた忌まわしきもの、レベルの認識。

(ほんとに酷い言い方ですみません。それくらいプリティーリズムが大好きだったんだ……)

 ただ、普通に絵が可愛いので、1話見てつまんなかったら見るのやめようと思い、1話だけは見ることにしました。
 というか、プリパラは珍しく1年間を通してやるのではなく、最初の1クールは、今までのプリティーシリーズの人気回を放送してたんですね。
 それ見てたので、そのままプリパラも録画してた感じです笑(録画勢だった)


プリパラを初めて見て

 端的に言おう。面白かった。(そりゃそうだ)

 主人公は真中らぁら。小学5年生。とにかく声がでかい。口癖は「かしこまっ!」。
 主人公の年齢が今までより下がり(今までは中学生主人公だった)、「お姉さんすごい」と言うより、「同い年の子が頑張ってる」みたいな気持ちになり。
 幼くなったと言うべきか。親しみが持てるようになったと言うべきか……みたいな感想だった。

 らぁらの学校は校長の方針で、プリパラが禁止だった。(禁止ネタ、鉄板で好き)
 それでもプリパラは、女の子の憧れ。プリチケ(プリパラへの招待状的なやつです)が届けば、誰でもプリパラでアイドルになれる!
 らぁらもプリパラへ憧れを抱いている少女のうちの一人でした。


 なんやかんやあって、らぁらはプリパラの地を踏むことになったのですが、まずここが面白かったですね。
 今までのプリティーシリーズは、ありのままの自分を着飾っていたんですね。ステージのために着飾って、時には普段着のままプリズムショーをする。
 しかしプリパラは、バーチャル空間(なのかな?)に入り、普段とは全然違う自分に変身する。
 らぁらは髪が伸びて超長いツインテールになり、顔もどこか大人びて、(見ていた当時は気づかなかったけど)身長まで伸びていた。小学生というより、中学生っぽくなっていた。

 一気に憧れの自分に背伸びをしたような。ゲームの中のアバターに自己を投影し、着飾るような。そんな感じが面白かったですね。


プリパラを好きになった一撃

 その後らぁらは、なんやかんやあって、プリパラの中にいたアイドル、みれい「一緒にデュオライブに出てほしい!」と懇願されてしまう。

 それに対し、断固拒否のらぁら。というのもらぁらにはコンプレックスがあった。
 それは、歌うのが苦手だ、ということ。
 らぁらは自分の声のデカさのゆえに、歌うと迷惑だと言われてきた。だから意識して小さく歌うようにしていて、1回軽く歌声を披露した際、ちっさ過ぎて笑った(おい)。

 だから無理、と拒否するらぁらに対し、みれいから名言だと言われている発言が飛び出す。

「プリパラは好きぷり? じゃあ大丈夫!」

(※言うのを忘れたが、みれいは語尾が「ぷり」のポップアイドルである)


 そしてらぁらは、遂にプリパラでライブをすることに……!!

 最初ステージに立ったらぁらは、戸惑ったように周囲を見回していた。そこから見えるのは、沢山のサイリウム。沢山の歓声。隣で歌って踊るみれい。
 あたし、がんばれ! と自分に言い聞かせ、らぁらは歌い出す。

 私はその歌声に、撃ち抜かれた

 響いたなんて生易しいものじゃない。撃ち抜かれたのだ。「好きになった」と見出しに書いたが、好きになったというより「惚れた」の方が正しいかもしれない。

 先程まで可愛かったらぁらの声が、凛々しくカッコよくなっていた。私だけじゃない。アニメの中の観客たちもその声の魅力に撃ち抜かれていただろう。

(ここで「この歌声、まさか伝説のプリズムボイス……!?」と作中でなり、ファンの間ではこの第1話のらぁらの歌声がプリズムボイスだと言われているが、実は声優さんのらぁらとしての音声収録が間に合わなかっただけらしい。今知ると面白い笑)


 そこからプリパラが大好きになった。第1話のあの歌声が無ければ、私はプリティー界隈から完全に完全に離れていたかもしれない。


 といっても、私はプリティーリズムのように、筐体をやりこむことはなくなった。初めにちょっとやって、それ以降はやらなかった。
 アニメも、プリチャンに移行するタイミングで見るのをやめてしまった(これも、らぁらたちが大好きになっていたので、「なんで主人公変わるんだよー😭」となったからである。秋野は面倒なオタクなのだ)。

 今思うと、見ろよ!!!! と思うのですが……笑

 いつかプリチャンも、その次のシリーズであるプリマジも、見たいですねぇ。

ちなみにこれは実際に使っていたプリチケ


今のプリティーシリーズと私

 何度かここでも言っていると思うが、今作「ひみつのアイプリ」が始まったタイミングで、プリティーシリーズに戻って来た。
 特に筐体にハマっており、お金を溶かしては泣いている。でもマイキャラが可愛いから実質タダ。

 アニメも、多忙のせいでまだ全ては見られていないが、追っている。プリキュアしかり、今期の女児アニメ重いよ……(歓喜)と思いながら

 ムテキのキラキラバズリウムで、日々元気をもらっている。今日も今日とて、アイプリを日々を頑張るモチベーションにしている。今も昔も、プリティーシリーズには感謝してもしきれない。

 そしてプリパラを見ていなければ、こうしてアイプリを機に戻ってくることもなかったのではないかな、と漠然と思っている。だってプリティーシリーズでスケートを無くし、アイドル一本でやっていくことを受け入れられたのは、プリパラのお陰だから。

 まあスケート戻って来てくれたら喜びますが……(それはそう)。

 それでもプリティーシリーズの中で、過去作のキャラはどこかしらで生きて今日も輝いているようだ。それを思うと、嬉しい。今日も誰かにプリズムのきらめきを届けてくれ……。


 というわけで脱線もありつつ、プリパラと私、という記事を書かせていただきました。
 改めまして、プリパラ10周年おめでとうございます! プリパラに出会えて良かったです。

 では今日の記事はここまで。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!



P.S.

 アニメタイムズさんでプリパラ140話一挙放送という狂気じみたことをやるらしいので、皆さん、見ましょう。俺は見れるところまで見ようと思います。

 ほんと、お願い。第1話のらぁらの歌声だけでも聞いて……後生だから……。

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