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なんでもいい?≠なんでもいい

なんでもいいはなんでもいいわけではないというお話をさせて頂きます。

女性と食事に行くときのやりとりで「なんでもいいよ」とこんな

内容の文章が来て頭を悩ませる男性はとても多いかと思います。

これは誰もが通る道で、多くの世の男性を悩ませる文章です。


男性側も特に食べたいものが無い場合

「俺もなんでもいいよ~○○ちゃん決めていいよ~」と言った内容をついつい返信してしまいがちですが、その文章送るのは悪手です。


この内容過失はないのですが、非常に危険な内容になりかねません。

しかも悪いことにあなたに過失がほとんどないにも関わらず、

好感度が下がりかねないという非常に理不尽な問題でございます。


すごく極端な例を出します。

私が友人に「飲み物適当に買ってきますね」と言ったとします。

そして友人は「適当に買う」ということに同意したこととします。

と言うわけでどのようなものを渡すかといいますと、

激辛ハバネロバナナアボカドミックスフラペチーノ

という飲み物を渡したとします。

※実際にこのような飲み物は存在しません。

そうすると私の友人は「ふざけるな」や「なんでこんな物を買ったのか」などと不満や怒ったりすることかと思います。

このように「なんでもいい」と言っておきながら文句を言うのが

人間でございます。


今回の例はとても極端な例ですが、「なんでもいい」と言っていても

人は本当に「なんでもいい」と思っているというわけではないのです。


「それは何となくわかりますけど、だからこそ相手に「きめていいよ」

と言うのが正しいのではないのか?」と思われることでしょう。

そこには人間の非常に面倒な心理が絡んでくるので、

それを理解しなければなりません。


人は「自分が何をしたいか」きちんと理解していないのです。

先ほどの友人に実際に例に出した飲み物を飲んだと仮定して

「今何が飲みたいですか?」という質問に答えていただきました。

『この辛さを癒せそうならなんでも』

「では水は?」

『OK』

「アイスコーヒー」

『まあOK』

「コーラ」

『コーラはちょっと嫌』

とこのように「なんでもいい」と言っておきながら

ひとつずつ確認をするとOKなものとだめなものがあるのです。


逆を言えば一つずつ確認しないとそれがダメなのかOKなのか本人すらわかっていないのです。


そういうタイプの相手に「何がいい?」と聞いたらどうなると思いますか?

答えられないのです。


なんでもいいよと言う言葉の意味は「なんでもいい」ではなく、

「明確になにがやりたいかわからない」という意味なのでございます。


これは「相手にわがままを言いたい」と思っているわけではなく

本当に自分が何をしたいのかわからないだけなので、

何回質問しても答えは変わりません。

ですので相手の方が「なんでもいい」と言われた時は

「じゃあ○○は?」

「○○と××ならどっちがいい?」

というように質問を返さなければなりません。


特に女性を相手にするときはこういった質問の段取りが悪いだけで

「優柔不断な男」とか「スマートじゃない男」という印象を

与えてしまいかねないのでご注意くださいませ。


これをふまえると最初の内容には

「イタリアンと和食ならどっちがいい?」

というように返事をするのが正解例かと。

ほかにも「肉と魚ならどっち?」とか「軽めがいい?それともガッツリ?」

というような質問でも構いませんのでなにかしら提案をするべきでしょう。


確かに面倒な話ですがそもそも「何食べたい?」と聞いたときに

「フレンチが食べたい」というように明確に返事をしてもらえることのほうが稀です。

最初から「なんでもいいよ」と返事が来ると想定して質問した方がベターでしょう。


人は「今自分が何をしたいのか?」ということを理解していないことが多いです。

そんな相手に「きみが好きなものでいいよ」なんて言ったって気まずくなるだけです。

とはいえそのことをきちんと理解していてできる限り男性が提案しやすいように気を使ってくれる女性も少なからずいらっしゃいます。


そんな風に女性が気を使ってヒントをくださることも想定して、

あらかじめ準備をしておくと、

「決断力のある男」とか「行動力のある男」と言う印象を与えられる可能性は大いにあります。


女性が○○と言ったらあのお店というようなストックを用意しておくことで非常に段取りよくデートを行えますので、ぜひとも下準備をしておきましょう。


人間て結構自分が何をしたいのかわからないものだとわかったかと思います。

ですが、それは一番やりたいことが明確だからそれ以外のことには気が回らないという場合も多いのです。

「目の前の大好きな人と一緒に過ごしたい。」ということが

明確なばかりにそれ以外のことには気が回らない。

そう考えると少し素敵ではありませんか?


さて皆様は女性の「なんでもいい」と言う言葉にどんな思いがあると思いますか?

先ほど説明した通り「これといって特別やりたいことはないけど、本当はなんでもいいわけじゃない」これも正解です。

ですが私にはもうひとつの意味があると思います。

それは「自分の望みを当ててほしい」と言う意味です。


人は誰でも「自分のことを理解してほしい」と思っているのです。

そして「口に出してないことを当ててもらう」というのはなによりも

「自分のことを理解してもらっている」と感じる瞬間なのです。

だから相手が「なんでもいい」と言ったときその言葉には

少なからず「理解してほしい」「当ててほしい」という気持ちが入っている。

「なんでもいい」と言われた時はそのことを、少しだけでいいので思い出してくださいね。


では今回のまとめです。

女の子の「なんでもいい」はなんでもいいわけじゃない。

あらかじめ選択肢を用意しておき、スマートな男を演出しましょう。

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