2023年印象に残った仕事まとめ

今年公開された、執筆や編集で携わった165記事(ノンクレジットのものなどもあるので関わった記事はもう少し多いと思います)の中でも、個人的に印象に残っている記事を貼りながら軽く振り返りたいと思います。もしお時間がありましたら読んでいただけたりするとすごくうれしいです


「wowaka&ヒトリエから受けた影響と喪失を経て、たどり着いた“新たな音楽” 椎乃味醂 × シノダ対談」

ヒトリエのシノダさんと、ヒトリエに多大な影響を受けたというボカロPの椎乃味醂さんの対談に構成で携わりました。世代を越え、いろんなものがこうして受け継がれていくのだなと強く思ったインタビューでした。wowakaさんを通じてボカロシーンとバンドシーンが繋がっていくというような話が出ていたのが面白かったですし、その影響が今の若い世代の声とともに語られているとても貴重な資料になり得るものだと感じました。

「ボカロシーンに広がる「音声合成ソフトウェアの多様化」から生まれた新たな“創作論” いよわ×RED 対談」

こちらはインタビューを担当しました。シノダさん×椎野味醂さんの対談もそうですが、「ボカコレ」周りの記事にかかわらせていただけたのはいちボカロリスナーとしてすごく光栄でした。お2人の創作についてのリアルな感覚を聞くことができたのが面白かったです。

「まらしぃ、「アマツキツネ」10周年記念アルバムをいち早く語る じん&堀江晶太(kemu)と過ごした制作時間の充実」

今年のお仕事の中でもかなり緊張したお仕事のひとつでした。通常のアルバムインタビューに加え、YouTubeの生配信にてインタビュアーとして声の出演をしています。インタビュアー、ライターとして生配信、生放送に出演することはやってみたいことのひとつでしたし、とてもいい経験になりました。まらしぃさん関連のお仕事では夏に3年越しに行われた「まらフェス」の取材もさせていただきましたが、こちらもメモリアルなライブの取材ができて大変光栄でした。


「初音ミク、キズナアイ、『アイドリッシュセブン』……モーションアクターの仕事とは? 奥山敬人&荒木結花が語り合う」

それぞれダンサーや声優としても活動している一方、二次元コンテンツのモーションアクターとしても活動している荒木結花さんと奥山敬人さんの対談を担当しました。裏方に徹する際の細かなこだわりを伺えて楽しいインタビューでした。お2人は裏方以外の活動もされていますが、いわゆる裏方のお仕事に携わっている方々にももっと取材をしてみたいと思ったお仕事でした。

「YOASOBI、“日本語のように聴こえる英語詞”はどう生まれた? 訳詞担当 Konnie Aokiに聞くこだわりの手法」

YOASOBIの英詞を担当しているKonnie Aokiさんへのインタビューを担当しました。日本語に聞こえる英語としても話題になったYOASOBIの英詞ですが、あの語感に至るまでの考えを細かく聞いています。作曲、作詞等もしかりですが、ものづくりの過程を聞くのは面白いなと思い印象に残っているインタビューです。

「ミームトーキョーの七変化する表情とポテンシャルの高さ SOLIも含めた完全体で臨んだツアー『未夢東京』東京公演レポ」

これまで何度かライブレポートを執筆しているミームトーキョーのライブも印象に残っています。メジャーデビュー当時から各々の力量が光っていた彼女たちですが、ライブを追うごとにめざましい成長が感じられて毎回感心しています。ライター3年目でもあった今年、何度もお話を聞いたりライブを見るアーティストが増えたことでアーティストの変化や成長がひしひしと感じられるようになったのもよかったなあと感じている次第です。

「オメでたい頭でなにより全国ワンマンツアー『〜今 いくね くるね 3〜』ライブレポート@EX THEATER ROPPONGI」

今年の初ライブだったと思います。当時ライブでの歓声が戻ってくるとかこないとかの時期に、「新たな形のライブ」をすごく良い形で成り立たせていたのがオメでたのみなさんだったような気がします。今振り返ると「これが今年の1月か、、!」という感じ。

「AITuberが辿ってきた道筋と、その先にある未来 「紡ネン」や「ごらんげ」を手がけるパイオニアたちが語り合う」

こちらは構成を担当しました。AIやバーチャル関連をはじめ、テック周りの記事の構成もたくさんできてすごく楽しかったです。「AI配信者がVTuberのつらい部分を代替できるかもしれない」というお話が印象的でした。

技術まわりと言えばこちらも。


「長瀬有花が下北沢に残したいくつもの痕跡 二次元と三次元を横断したコンセプトライブ『Home』」

今年見た配信ライブの中でも特に映像演出や二次元と三次元の混ざり方が圧倒的なライブでした。

「MADKID『MADKID ALL TIME BEST LIVE -Future Notes-』ライブレポート@ヒューリックホール東京」

以前からよく取材やライブ取材をしているMADKIDのオールタイムベストライブは、今年行ったライブの中でも特に楽しかった公演のひとつでした。とにかく大ボリュームでしたし、昨年からのアニサマ等からの好影響も感じられました。さらに年末のツアーファイナルではこのオールタイムベストライブから受けたであろう影響も感じられました。来年も彼らのことは取材等で追っていけたらいいなと思っています。

「ポップしなないで『合言葉はトキメキツアー』ライブレポート@恵比寿LIQUIDROOM」

ポップしなないで、音源のすばらしさはもちろんですが、ライブでの楽曲の輝き方がものすごい。風景ごと脳裏に焼き付いているライブのひとつです。タイトル通り、トキメキをすごく感じたライブでした。

「細田守映画を「音楽」から観る。『サマーウォーズ』『未来のミライ』など、音楽はどのように使われた?」

いつか書く機会をいただけたらいいな、と思っていたkompassに初めて寄稿させていただきました。ずっと緊張しながら書いていた気がしますが、細田守作品をすべて見返しながら書いた、楽しい期間でもありました。来年も新たな媒体との出会いに恵まれればいいなと思っています。

「Wienners『CULT POP WORLD』ライブレポート@Zepp Shinjuku」

はじめてZepp Shinjukuで見たライブでした。Wiennersの音楽とクラブっぽい音の鳴り方をする会場の相性がとても良かったのと、後ろの映像もかなり綺麗でちゃんとライブハウス感はありつつも令和を感じる会場だなと感じたのを覚えています。ハイブリッド感。

「『プロセカ』ワンダショの歩みを感じ、これからに思いを馳せる 「コネクトライブ ワンダーランズ×ショウタイム 1st STORIES」レポート」

『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』のゲーム内イベント、コネクトライブのレポートを執筆しました。プロセカはリリース時から遊んでいるので、このような形で携われてとてもうれしいです。書き下ろし楽曲たちがイベントストーリーとは違った物語を通して歌唱されていてぐっと来ました。

プロセカ関連ではこちらも。

超余談ですが、プロセカの最推しは瑞希さんです

「BE:FIRSTは2度目の『紅白』にリラックス 櫻坂46、キタニタツヤ、あいみょんら会見&リハレポ」

つい最近では、紅白リハーサルのレポートを執筆しました。光栄です。

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以上、かなり厳選しましたが、どのお仕事もとても楽しかったです。インタビューやライブ取材はもちろん、取材記事を構成したり編集する楽しさに目覚めた1年でもありました。このほか、ファンクラブコンテンツにライターやカメラマンとして、ときには動画編集で関われたのも大きな進歩です。

来年は今年以上に情報収集や勉強にも力を入れつつ、いろんなお仕事をより質を高めて遂行していきたいと思っています。

2024年もお仕事のご依頼沢山お待ちしております。


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