Vol.0.18 カップ一杯分のロイヤルミルクティ。
その日は仕事の疲れからか、夜ごはんを胃袋の中にかき込むように食べたのがまずかったようでお風呂に入る前にうっかり寝てしまった。
目が覚めて、時計を確認すると深夜1時を過ぎていた。
私は昼寝をしたら夜眠れなくなるので、前文で「うっかり寝てしまった」と言ったのはその事からだ。
仕方がないのでお風呂をシャワーで済まし、お風呂上がりのストレッチと白湯を飲みながら次の日やる事を手帳に書き込む。
(・簿記の勉強する_φ(・_・メモメモ)
(・お金の見直し_φ(・_・メモメモ)
(・絵の練習_φ(・_・メモメモ)
それも終わり、寝床につくもやっぱり眠れない。
眠れそうで眠れないあのイライラする領域の中を彷徨っては布団の中でゴロゴロし、挙句の果てにはご法度中のご法度であるスマホに手を伸ばす。
そんな事をしていたら外からカラスの鳴き声が…(マジかよ😳)
なんとか眠りについたのは明け方だった。
寝付きが悪い中での睡眠は目覚めも悪い。
途切れ途切れとは言え、トータルの睡眠時間は平均値だったが、二度目三度寝を繰り返し、結局体が起きたのは昼だった😞
昨晩手帳に書き込んだ予定はほとんど水の泡だ。
過ぎたことを悔やみながら怠い身体を引きずりながら起き抜けの白湯を飲み、身支度を整えて昼食の準備をする。
私は子どもの頃から朝食はパン食だったからか、起床して最初に口にする食べ物はパンと体に刻み込まれているようで、どんなに遅く起きても食パン、牛乳(または豆乳)、バナナ、ヨーグルトを食べるので、それらの食材は常に我が家にストックされている。
身支度をしても半分回っていない頭でホットミルクを飲んでいると、ふとミルクティが飲みたくなった。
そういえば、眠れそうで眠れない領域を彷徨っていた時にこのまま眠れそうになかったら体を起こしてミルクティを飲もうと思っていた事を思い出した。
ちょうど紅茶のティパックもあるので、カップ一杯分でもレンジで手軽にできるロイヤルミルクティを作ることにした。
低カロリーシュガーやシナモンパウダーで甘さを調節して、熱々のロイヤルミルクティをゆっくりと啜る。
ロイヤルミルクティを飲んでもまだ頭がフル回転する兆しが見えない状態で昨晩考えたやる事の順番をパズルのように整理して、今日のやる事を決める。
ロイヤルミルクティの甘さが睡眠失敗の悔やみを慰めてくれる…わけがないのは、いくら回らない頭でも理解はできる。
だけど、この多くもなく少なくもない「カップ一杯分のロイヤルミルクティ」が今の私にはちょうどいい。
これを飲み終わったら、お金の見直しをしようか。
あ、(紙の)ノートがない。
買いに行かねば。