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葉桜の季節に君を想うということ
歌野晶午
「花見の頃を思い出してみろ。日本に桜の木がどれだけある。どれだけ見て、どれだけ誉め称えた。なのに花が散ったら完全無視だ。色が汚いとけなすならまだしも、紅葉している事実すら知らない」
私たちが知った気になっていたものは実は全然知らないことがあって見えないものがある
桜だって春しかまじまじと見ない。
紅葉することにすら気づかなかった。
大人になって知った気になった事って全然知らない事ばかりで無知なことを改めて気付かされる。
知らないことの中にわくわくやドキドキが沢山あるといいな
知らないくていいことは知らないままがいいな
生きてる内にどれ程のことを知って、どれ程のことを知らずに死んでいくんだろう
知らないことに関しては知らないことすらわからないんだろうな
情報が無限に広がる現代でどれだけのことを知って死んでいけるのだろう
美しく、心温まる事ばかりを知り続けたい
そしてその話を誰かにして誰かの冷えた心を温めることをいつか出来たらいいな
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