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ハーボイルド米ってなに?

ハーボイルド米って知っていますか?
ハーボイルド米は籾の状態で一回茹でて、お米を硬くさせる加工米のことです。
一回茹でてるという加工をしたお米は、世界ではかなり主流です。世界の米の生産量の約20%を占めています。
「え!そのまま籾摺りをして、玄米にすればいいじゃん。一回茹でて、もう一回乾燥させるなんてどうしてそんな面倒なことするの!?」私はそう思いました。
一回茹でたら、お米が溶けそう。白いものが溶け出して、なんかねばねばしそう。そう思ったんですね(笑)。でも、そうじゃないみたいです。今回はそんな謎の工程を踏むハーボイルド米について調べていきます。

ハーボイルド米になるまでの手順です。
1. 稲を刈り取ります
2. 籾を水に浸し、吸水させます
3. 蒸気で蒸します
4. 乾燥させます

5. 籾摺り、精米します。

この太字部分が+aです。この+αをすることで、コメが硬くなります。茹でることでコメを糊状にし、それをもう一度乾燥させ、割れにくい硬いコメを作ります。

私たち日本人が食べるジャポニカ米はお米が割れにくいのですが、東南アジアやヨーロッパで主流のインディカ米は精米するときに割れやすいという性質を持っています。だから、+αの加工を施し、お米を硬くするんですね。

また、栄養の面でもよい点があります。籾殻に含まれる栄養素が溶け出て胚芽に移り、お米に栄養がプラスされます。ビタミンやミネラルなど、お通じが良くなる栄養素が籾殻にはあるそうです!

こんな素敵なハーボイルド米ですが、どんな料理に使われるのでしょう?

ヨーロッパなどでは、お米を野菜の一種として食べます。サラダの中に入っていたり、パスタのように茹で、ソースに絡めます。モチモチというよりもさらっとした口当たりの食材として扱われています。
お米は割れるとねちゃっとしてしまうので、硬く加工したハーボイルド米はこのような料理でも使われているんじゃないでしょうか。ピラフやカレー、パエリアなどでもハーボイルド米使っているかもしれませんね。

私は最近世界のお米を調べていたので、世界で主流のインディカ米が無性に食べたくなってしまいました。
「おいしいのかな?どんなおかずにマッチするのだろう?ピラフやパエリア作りたい!茹でてアルデンテに食べてみたい!」その思いが強くなり、Amazonでついについに、タイ米を購入してしまいました!タイカレーもセットで購入。
これからじっくり料理し、味わっていきます。

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