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『すずめの戸締まり』を観て思ったこと

こんばんは、くにたけりんです。
ピアスブランド「LUXER MOON(ルクサームーン)」を運営しながら、近大生しております

今日は「すずめの戸締まり」をみて思ったことをつらつらと書こうかなと思います、個人的な感想にはなりますがまあまあ自分達のお店やサービスに転用できるかなと思いますので、ぜひ最後まで読んでやってくださーい!!

日常に紐づける

まず、「すずめの戸締まり」というタイトルを見て思ったことは

「マーケティングとしてうまいなぁ」

ということ!!

というのも、あの物語の鍵は「扉」なんです。
僕らの家に必ずあるし、外に行けば扉だらけだし、扉に触れない日常はあんまりないですよね。

そんな感じで、日常的に触れる何かと物語を紐づけることによって、例えば扉を僕が開いた時に、ふと「すずめの戸締まり」を思い出す。

思い出す回数が増えれば増えるほど、日常の会話にも出てきやすいし、なにより「今日、予定ないし行ってみるか」となりやすい。

マーケティング視点から考えた時に、物語の軸に「扉」を用いたのはかなりうまいなぁと思いました(なんか偉そう!!)

アニミズム

さて、物語の内容につっこんでいきましょう。
どんな話だったかはさておいて、全体的に「アニミズム的映画だなぁ」と思いました。

人類は啓蒙運動前、自然のあらゆるものに力が宿っていると考えていました。
山には山の神がいて、海には海の神がいる。
地震も雷も大雨も、神が為したこと。

そんな感じで、自然のあらゆるものに神だったり、魂だったり、形而上の何かと紐づけて自然の動きを理解していたのが昔の話です。

自然のあらゆるものに力が宿っていると考えるこの思想を「アニミズム」というのですが、映画を見てみるとわかると思いますがまさにこの思想が根底にあります。

普段の日常の出来事は、目に見えない何かに影響されている。
そう思わされるような内容でした。

現代における映画の構成

さて、最後にはなりますが、構成や作り方がかなり今っぽいなぁと、強く思いました。

というのも、10分後には思ってもみなかった展開になっているというのがほとんどなんです。つまり、展開が早い

また、わざわざ言わなくていいセリフを度々言ったりもしていました。例えばになりますが、転んだ時に「転んだ!」というセリフを発したり、起きた時に「起きた!」と発する、そんな感じです。

この
・展開が早い
・セリフの量が多い
という構成は、現代を表すいい特徴です。

僕らは普段TikTokやインスタのリールやYouTubeのショート動画など、短いコンテンツに囲まれています。そして、多くの人(特に若者)が、そういった短いコンテンツを欲しています。

短いコンテンツに慣れてしまった人がよくするアクションは「10秒スキップ」とか「倍速」です。
つまり、待つという行為が苦手になっている。

だから、展開を早くしないと飽きられるんです。今までだったら1分使ってよかった1シーンを、5秒で終わらせないと視聴者に飽きられる。

映画館ならまだしも、ネトフリやU -NEXTなどスマホで見られることを想定すると、視聴者の飽きはよくよく考えてつくらないといけません。

「待つのが苦手」という現代の傾向によくよく合わされた構成になっているなぁと、見ながら思いました。

また、待つのが苦手なもんですから、何回も何回もスキップしたり、もはや追いつけないぐらいのスピードで早送りすると、展開が掴めないことが度々増えます。
そのような時、起きたことをわざわざセリフで説明してくれないと、視聴者はついていけなくなるんですね。だから、「これ、わざわざ言わんで良くない!?」というセリフを加えているんだと思います。

諸々を考えた時に、SNSでまた見られるということを踏まえた構成になっているなぁと思いました。

まとめ

こんな感じで、時代と共に作品の作り方は都度チューニングし直さないといけません。
特にここからはAIがバンバン進化していくので、AI時代の作品の作り方にも注目ですね。

最後までお付き合いくださり、誠にありがとうございましたー!!

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