SDGs-貧困-

みなさん、”SDGs(エスディージーズ)”って聞いたことありますか?

SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、2030年までに世界で達成を目指す、持続可能な開発目標のことを指します。現在、地球では貧困・人種差別・環境破壊など解決すべき問題を多く抱えています。こうした問題を解決するために「誰ひとり残さない」という共通理念のもと、2015年に国連で決められた国際社会共通の目標です。

SDGsは、17個の目標に分かれていますが、今回は貧富の格差について考えを深めていこうと思います。世界銀行では、「1人あたり1日200円以下で生活する層」を貧困層と定めています。2015年時点で、世界人口の10%にあたる7億3600万人がこの貧困層に該当するそうです。2018年には8.6%まで減少しましたが、貧困の主なターゲットを2030年までに達成するのは、なかなか難しいというところです。貧富の差として、2017年に創造された富のうち82%が世界で富裕層上位1%に集中し、貧困層37億人の富は1%未満しかなかったという記録が発表されていました。さらに、世界で最も裕福な8人が、世界の貧困層36億人に匹敵する資産を所有しているという結果もあります。そして、貧困だと、十分な生活や食料を手に入れることが出来ないだけではなく、生きていくために毎日水を遠くまで汲みに行くなどの理由で学校に通えない子どもたちがたくさんいます。世界の5-17歳のこどもの約5人に1人、3億3000万人が学校に通えていません。学校に通って読み書きが出来なければ、良い会社に就職することも出来ず、大人になっても貧困。この悪循環がどこかで終わらなければ貧困が存在しない未来はありません。今日、世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、医療が発達していないことで命を落としてしまった貧困層の人々も多くいたと思います。

今、私たちが出来ることとしてボランティアに参加したり、数十円でも寄付をしていればいずれ大きなものになります。ご飯を残さず、十分に食べれることに感謝することも簡単に出来ると思います。SDGsの活動に貢献できない人なんて世界に一人もいません。身の回りで少しでも「こうすれば地球が変わるかもしれない!」と思うことがあれば実際に試してみてください。もし実践できることが思いつかなければ、SDGsの認知度が極度に低い日本で、家族や友達にSDGsについて教えてあげることも「誰ひとり残さない」というSDGsの共通理念の理にかなっていると思います。

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