ゼブラ企業ってなに? ゼブラ企業 = 会社版Z世代だよ。

こんにちは。Rimo合同会社で代表社員をしている相川です。

昨日、

の記事の最後の方で、「Rimo自体はスタートアップなのか?というとゼブラのほうが近いかも。」という話になったので、今回はこのゼブラ企業とはなにかについて調べてみました。
調べてみたら、僕が最近注目しているZ世代の価値観と共通項目が多かったのでそれについて話してみます。

ちなみに自分はZ世代を尊敬してまして、自分が35歳にしてようやく気づいた価値観を新卒で持っていたりするので、すごいなぁと思っています。

ゼブラ企業: ユニコーンではなくシマウマ

スタートアップは成長の結果として、ユニコーン(時価総額1000億円以上)になることが求められたりします。

ユニコーンになるためには、結構、無茶することが求められたりします。基本10年で1000億円以上になることが求められるので、例えば、社員数で言えば毎年既存社員数より多い社員を雇うような形になります。

一方ゼブラ企業はそうではありません。ゼブラ企業とはなにか?という話で良い画像があったのでお借りします。

画像1

https://zebrasunite.coop/tokyo より

つまり

1. 現実にいる → 地に足がついた活動
2. 白黒両方ある → 利益構造と社会貢献の両取り
3. 群れで存在する → 競争でなく共存

ということらしいです。

より細かい比較だと、こんな差らしいです。

画像2

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_60e6bbdae4b0f79e8fe7b52a より

ちょっとユニコーン側を悪く書きすぎてる面もあるかと思いますが、ゼブラ側が強調したいポイントは理解できます。

Z世代の特徴

Z世代は、最近社会人になり始めた人たちの世代で、生まれたときからスマホがあってSNSがあった世代です。自分としては、多様な価値観や生き方をずっと見てきた上で社会人になった層という認識があります。

画像3

https://saiyo-kakaricho.com/wp/webma/generation-z/ より

この世代の一般的に言われる価値観や特徴を見てみましょう

仕事に関する価値観
・「やりたいこと」を重視しつつ、安定志向
・ワークライフバランスを重視
・社会課題への貢献志向が強い
・義務教育時代からキャリア教育を受け、働くことについて考えてきた

https://saiyo-kakaricho.com/wp/webma/generation-z/
Z世代の特徴
特徴① ソーシャルネイティブでコミュニティと承認・称賛を重視
特徴② 個性や自分らしさを重視
特徴③ 企業、ビジネスを価値実現の手段として限定
特徴④ お金やキャリアに保守的
特徴⑤ 社会貢献への高い意識

https://jinjibu.jp/spcl/SP0008070/cl/detl/3570/ より
「モノ(商品)」よりも「コト(サービス・経験)」など、娯楽や経験に価値を見いだす傾向があり、それは若者のマイカー離れやカーシェアリングなどの消費動向に表れています。さらに、他者との競争よりも自己実現や社会貢献に対する欲求が高いという特徴も指摘されています。
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/eng/z/E0146.html より

Z世代の「やりたいことを重視しつつ、安定志向。ワークライフバランス重視」は、実はゼブラ企業の「収益性、持続性、10倍成長ではなく2倍成長。」ということに表れている気がしていて、「ちゃんと価値はあることをやるけど、すごい成長をライフを犠牲にしてまで目指す必要はない」と言っているのかと思います。「モノよりもコト」というのも、ゼブラ企業が「量的→質的」と謳っているのと共通する理念ですし、「競争しない」「コミュニティ」「オープン」みたいな部分も共通しています。

揺り戻しとしてのゼブラ企業

ユニコーンとなるようなスタートアップの経営者に称賛される本として、「HARD THINGS」という本があるのですが、これがいい本と言われるほど、皆「無理してる」ことをわかりながらユニコーンを運営しているのかなと思います。

ゼブラ企業のコミュニティを作った人も

なぜゼブラなのか。創設者のひとり、サンフランシスコに住むアニヤ・ウィリアムズ氏に聞いた。
アクセサリーのような音響機器をつくるスタートアップを起業したときのことだ。信用するぞと出資してくれるエンジェルはいたが、肝心のベンチャーキャピタルは冷淡だった。女性、黒人であることが資金調達の妨げと感じた。
あるデータによると、米国の場合、女性が起業したスタートアップに向かうのはベンチャー資金全体のわずか3%。起業する女性の比率はもっと高いはずで、資金の流れの偏りを否めない。
感じた壁は性別、人種だけではない。ユニコーン至上主義。とにかく前へ前へと投資家に駆り立てられ、10倍成長すると約束しないと資金を手にできない。地道に事業を伸ばしたい起業家の居場所がない。そんな空気だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55952820R20C20A2TCR000/ より

と言っています。

Z世代も、若い世代からYoutuberやらTiktokerやらで、同じクラスの子がフォロワー100万人、タワマンに住んでる、とかも普通にありえてしまうし、その生活がどんな感じなのかもSNSを通じてみれてしまうわけです。僕は学級委員とかの選挙でフォロワー100万人の人と対戦するなんて絶対嫌なので、競争したくなくなって自分は自分という価値観を持つのもすごく理解できます。

Z世代はその前の世代の悪い面を反省しつつ、新しい価値も取り込んでその特徴になっているように、ゼブラ企業もユニコーンの悪い面を反省しつつ新しい価値を取り込んだ企業をさすのだと思います。

ちなみに、Rimoを運営している自分も、自分のエンジニアリング力を活かして世の中のためになることはしたいし、せっかくならばより多くの人に使ってもらいたいけれど、他人を蹴落としたり、恨まれたりしながら広げようとは思っていません。

まとめ

Rimo合同会社は、スタートアップはもういいやと言う人、Z世代の人のインターン、副業への応募をお待ちしております。


それでは!


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