妨害する勇気と、妨害される寛容さをもとう!
こんにちは。Rimo合同会社で代表社員をしている相川です。
今日はある出来事があったので、Rimoで働いているメンバーに持ってもらいたい考えについて話します。リモートワークしてるときって、職場で働いている以上に他人の作業を妨害するような行為をしてもいいんじゃない?という話です。
ミーティングをいつに設定するか?
なんで今日この話をするかと言うと、セールスチームで既存ツールを新しいツールに置き換えるので「4人ぐらいのメンバー集めてミーティングして、特にそれで問題ないかとかヒアリングと説明しといて」と言ったら、ミーティングが一週間後に設定されそうになったことがきっかけです。自分はあわてて、「今日できることは今日やろう」と言って、明日開催になりました。
・全員が迷惑も問題もなく参加できる、1週間後でミーティングする
vs
・たとえ誰かが迷惑に思っても、なるべく速くミーティングする
でもこれ、常識的に考えたら正しいの一週間後に設定するほうじゃないですか?w
「今日ミーティングやりましょう?」とかどれだけ他人の迷惑考えてないんだと。
でも自分や、自分の会社がこの考え方だと困るんですよね。週1稼働の人も多いのもあって、こういう小さなところで時間かけると簡単に1ヶ月が溶けます。ミーティングを早めに設定するのは業務時間を長くすることなく、全体が速くなる奇跡みたいな方法でもあるので。
他社での1解決方法: バリューに加える
こういう問題を他の会社はどうやって解決するかと言うと、カルチャーだったり、ミッション・ビジョン・バリューのバリュー(行動指針)を使って迷わせないようにします。
特にベンチャーだと速くやろうみたいなことを言うところは多いのでいくらでも探せば例が見つかりそうですが、大きくなったところでも探すと次のような例が見つかりました。
Done is better than perfect / Move fast (Facebook)
スピード!!スピード!!スピード!! - 重要なのは他社が1年かかることを1ヶ月でやり遂げるスピード。 (楽天)
Rimoはどう考えていきたいか
それなら「Rimoもそういう行動指針作ればいいじゃん」とも思って、やったらいいかなとも思ってるんですが、実際言葉選びが難しいです。あと、副業・リモート中心だとそういう行動指針設定しても覚えさせるの難しいし、手間なんですよね。笑。
実際、初日に行動指針教えるよりはやってほしいこと教えたいですし。
そもそも、何でも速度重視みたいなのって下手すると理不尽な激務とかブラック企業を生み出してしまうし、Facebookは最近スピードばっかりだと問題が起きることもあると考え直しはじめているみたいです。
自分は、「遅いよりは速いほうがいいでしょ」っていうのは説明しなくても皆だいたい一致してると思うので、わざわざ言う必要もないと思っています。なのでバリューに入れることはあまり考えてません。
なので、あと解決したらいい問題って「突然予定入れられたら、迷惑に思うかもしれない」かもしれないと気づきました。
ちなみに、その組織内で教育しなくても周りの雰囲気でわかる慣習を、カルチャーと呼ぶのかなと思ってます。バリュー作ってもいいですが、バリュー明示せずにカルチャーにできたら効率的だなとも思います。
そもそも、なぜ急に声掛けしちゃダメなのか?
そもそも、職場だと「ねぇねぇ」みたいにあまり人の作業を止めるような肩叩きをしないほう業務効率が良くなると言われてます。
ここらへんのはなしは、以下のTEDをみるとわかりやすいです。(見なくていいように勝手に重要ポイントもまとめました)
TED - ジェイソン・フリード: なぜ職場で仕事ができないのか
Q:「仕事に集中したいときにどこに行きますか?」
A: 「家の個室、カフェ、図書館 など」で「オフィス」の答えがない
その原因: 作業を強制的に中断してくるものの存在
= 同僚の呼びかけ、上司のチェック、ミーティング
Creativeな仕事は睡眠に似ている
・何度も起こされながら、合計8時間睡眠をとっても、しっかりした休息がとれない
・何度も作業を中断されながら、合計8時間仕事をしても、しっかりしたプロダクトは作れない
それを解決するのがSlackとかGithub上でのチャットコミュニケーションだったりして、自分も以前「非同期コミュニケーションのやり方」を書いていたりしました。
でも、今は状況が違います。
リモートが当たり前になり、うちの会社では副業の人も多いので週1しか話す機会がないという人も多いのです。全てはバランスなので、今の環境だったら、同期的にコミュニケーションとれるときはできる限り顔を見て話すをやってもいいんじゃないかなと思ってます。
もともとのTEDの動画だって、声掛けや上司、ミーティングは邪魔だけどなくせるものであるとまでは言ってなくて少なくしようって話です。今はもう少ないのだから増やしてもいいかもねという。
あと、そもそも、いまのこういうミーティングって、職場にいたらミーティングじゃなくて、ちょっとした声かけの確認で終わってたものだったりするかもしれないですし。
人間って、少しぐらい迷惑かけられたい生き物なのでは??
そもそも、人間とかのやりがいや仕事した感って、他人と一緒に同じことに対して時間を費やしたり、他人が面倒だと思う作業をしたりで感じたりする面もあるのかなと思います。
非同期でできるものも、同期的にできないか確認する会社に
なので、うちの会社は、自分の作業が終わったときに「この仕事おわったから、確認お願いします。」「次の仕事ください」をもっと同期的にやれないか勇気を持って声かけていい会社にしたいなと思います。
なので、エンジニアの副業の人もPull Requestが完成したら、レビューをGithubメンションだけじゃなく、Slackで依頼してくれていいし、特にレビューが難し目のやつなら全然Zoomでデモしたりしながら解説してくれてもいいです。レビューも口頭の方がここちょっと直してほしいとかわかりにくいみたいなことも言いやすいので。
実際、副業の場合だとその時Pull Resuestがマージできなかったりして小さい修正が残ったりすると、1週間後にやることになって、そのときは書いた本人も少しコードのこと忘れていたりするのでほんとこれいい気がします。
今日このくらいの時間にレビューお願いしますとか事前に行ってもらえるとより予定空けやすいです。
最後に
ちょっと長くなりましたが、
1. できるだけ早く確認やミーティングをしよう
2. 同期的にできるなら同期的にやったほうが速いのでそうすることができないか確かめよう
- 「XX終わりました。もし今話せるならZoomしましょう」
- 「XXの作業してるので、今日の21時ぐらいにレビューお願いします」
3. 誘われた方も無理なときは気軽に無理と言おう
をやれるようにしましょう!
それでは
はたらくを未来に
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