アル中家庭で育った私

私の親はアルコール依存症で、精神的にしんどい子供時代だった。警察沙汰は何度も。それでも、外では人柄がよいので、家庭内でだけ暴力的なのが外からは見えない。

父の友人が家に来た時、当時高校生だった私はお茶出しをしていた。家族ではない方がいるこのタイミングだと思って、「暴れるの怖いからお酒やめて」と言ったことがある。

どうにか、変わってほしかった。

でも、結果として、逆に暴力がひどくなった。

大人になった今も、トラウマが続いている。
言いたいことを言うのが苦手。
厄介なのが、肝心なことほど伝えるのに勇気がいる。

いい大人になった今、私は対話ではなく行動で示そうと切り替えて、ほんの少し楽になった。
行動する中で自然と対話する感じにシフトチェンジした。

生きてるからには楽しく穏やかに在りたい。

家族の仲がいい方のお話を聞くと、「ああ、こんな家庭で育ってみたかったな。」って、いろんな感情通り越して悲しくなる。この悲しみの行き場は自分でしかない。

また、家族仲のよい方に対して、自分の家族はこうだったよなんて話はしにくい。

ジョンレノンも複雑な家庭環境で育ったそうだ。
私がジョンレノンの言葉に頷くことが多いのはそのあたりも影響しているのかな。
真逆にポールは健全な家庭で育ったそうで。

ドキュメンタリー映画『ジョン・レノン~音楽で世界を変えた男の真実~』では、「子供時代が人を作る。それは純然たる事実。」って話をしてて。

どういう環境で育ったのかって、大人になっても尾を引く。
なんか、悔しいなぁって気持ち。
限りある人生だから、子供時代も楽しく生きたかったなと。

今も過去のことで思い悩むことたくさんある。
それでも、肩の力を抜きながら、未来は楽しく生きるのみと思ってるんだよ。今でもたまにフラッシュバックもあるし、こう思えるようになったのは最近のこと。

本当に過去がしんどすぎたから、人生あとどれくらいあるか分からないけど、幸せに楽しく在りたい。

前向きに生きている私はめちゃくちゃ強いなって思う。

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