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【詩】裾野

裾野

エアコンの暖かい風
わたしは一人机に向かって
ペンを走らせる
紙とペンの摩擦音が部屋に響く

言葉を綴るのは
何かを生み出すのには
正解がない
どこまでも自由な世界
だからこそ楽しい
そしてだからこそ怖い

今綴っている言葉が
選んだ言葉が
使った言い回しが
正しいのか分からない

産みの苦しみ
産みの豊かさ
産みの可能性は無限にある

その世界で
わたしは創作という山の裾野に一人立ち
文学と向き合っていきたい

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