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03年

大学一年生の冬あたりから「あ、大学の中に居場所がない」と思い始めていた。当時を思い起こすと、生駒付近で始めたバイト探しに失敗し大学に使う沿線の反対方向である王寺駅の中條文具店で働いていた。大学の1限目が10時30分に終わるので、早歩きで長瀬まで歩いて12時前に王寺駅に着く。17時のバイトまでサイゼリヤでまっさんとダベる、ダベる、とにかくダベる。恋愛、思い出、音楽、映画、話は尽きなかった。
まっさんがBUCK-TICKの話題をし始めたのもこの頃だったか。「TSUTAYAに行ったらアルバムが3枚くらいしかなかった。そんなわけないよな!?」と言っていたのを覚えている。BUCK-TICKは姉が大好きで、僕はどちらかというとBOØWYから布袋へのルートだった。ただ、夏休みに岡山に帰る際にはハリアップモードから殺シノ調ベあたりがヘビーローテだったし、高1の時に盲腸で入院した時にはシックスナインを聴いて過ごしたこともあり、愛着を持つ存在だった。
まっさんからの影響とノスタルジーも合わさって再びBUCK-TICKを聴くようになった。One life One deathを中古店で買って大学への通学や図書館で聴き込んだ。そしてこの極東I love youだ。この2枚を聴くと、大学の食堂や東大阪の街並み、サイゼリヤでの馬鹿話なんかが浮かんでは消えていく。
何故か思い出す情景が秋から冬なんよな〜。Mona Lisa OVERDRIVEは2月発売なのに夏休みのイメージ。金がなかったから買うのに時間がかかったのだろうか…。

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