異質の世界が混在する空間に魅せられて ~ 錯視的に拡がる多層空間を描くアーティストたち
創作を開始した2006年~2010年までの初期作品づくりに影響のあった画家については、前回の記事「オリジナル、それとも模倣、・・」で、すでに述べました。
それで今回は、2011年以降の作品制作に何か決定的な影響があったと思えるアーティスト(表現者)たちの作品を取り上げます。
西洋人の古典絵画が多かった前回と違って、現代日本のアーティストをお二人、まず紹介します。
建石修志:皮膚感覚に伝播する錯視的空間の拡がり
この方の作品を初めて目にしたのは高校生の時で、本屋で立ち読み