我が家の保活記録③
保活記録その①
その②
認可保育園選びの我が家の条件は『虐待のリスクが低いこと』と『家から近いこと』の2点だけでした。
『家から近い』に該当した認可保育園は5ヶ所。
『虐待のリスクが低い』の見極めは、保育園を実際に訪れて見学を行う短い時間に判断するしかありません。
ですが、5ヶ所中の1ヶ所は、見学せずともその判断が可能でした。
保活を始める少し前、近所に住む友人夫婦から「あそこだけは絶対にない」と聞いていた園です。
私達は見学することなく、その園を候補から外しました。
それは単に友人達の言葉を鵜呑みにしたからではありません。
特定を避けたいので具体的には書きませんが、友人夫婦の言葉を裏付けるような情報を複数見聞きしたこと。
その悪評が立った時と現在と、トップの名前が同じであること。
この2つが理由でした。特に後者です。
家、学校、職場…組織は、良くも悪くもトップの言動に振り回され、形を成してゆくものです。
いくら謝罪や説明をしても、トップが変わらなければ本質は変わらない、というのが私の考えです。
ここは家から二番目に近い園でしたが、信用できない園に預けることはできません。
見学候補が決まったので、次は各保育園に見学申込の電話をかける段階です。
が、その前に、区役所の子育て支援課という所に電話をかけました。
保活における注意事項や情報を確認する為です。
それは担当の保健師からも聞いてたことでしたが、
保活に関わる専門の窓口にいる方からは、何か別の切り口で情報がもらえるのではないか?という考えがあったのです。
この考えのベースは、我が家の保活記録その②に書いた、友人の
「とにかく役所に行って色々聞いた、それしかなかった」
という言葉の影響だと思います。
この電話で私は入園を希望する園の『最新の』空き情報を入手することが出来ました。
空き情報は市の保育協会のホームページで確認することもできますが
情報は月に一度の更新で、園・クラスに空きがあるか否かを✕で記載してあるのみです。
電話に応じてくれた窓口の方からは『電話した日』時点で希望の園・クラスに空きがあるかないか、加えて『待機人数が何人か』の情報を得ました。
結果、我が家の入園候補4ヶ所中、待機人数0人の園が2ヶ所、空きが二枠ある園が1ヶ所、待機人数四人の園が1ヶ所、であることが分かりました。
待機人数四人の園は、家から一番近く、散歩や買い物の行き来の時に見える園庭の様子から雰囲気が良いと感じており
他のどの園より『ここに入れたら…』と思っていた園でした。
認可保育園選びの我が家の条件は『虐待のリスクが低いこと』と『家から近いこと』の2点だけでした。
と、冒頭で書きました。
だけど欲を言うならもっと希望はあったのです。
布オムツでなくて、紙オムツの処分も園側がしてくれて、お昼寝布団は園のリースで…。
でも、入園に必要なポイントが低い我が家は、そういうことを望むのは贅沢だと判断しました。
これは卑屈になって書いているのではなく、事実です。
事実に文句を言った所で、希望が叶うことはありません。
だから私がやるべきは『本当はもっと条件足したかった』とクヨクヨすることでも、『保活がこんなに大変だなんてこの国は』などとSNSに綴ることでもなく
堅実な行動を積み重ねること。ただそれだけです。
全部その為です。
保健師に保活のことをあれこれ聞いたのも、その上で更に子育て支援課に電話をしたのも、そして入園希望条件が2つなのも、全て。
息子が安全に過ごせて、私と夫の通勤に支障がないなら、日々の面倒は何とでもクリアしていけます。
誰が悪いとか、どう在るべきではなく、ただ、確実なこと、できることをやるしかないのです。
さて、当初は家から近い順番に見学予約電話を入れるつもりでしたが、
子育て支援課からの情報に基づき、二枠空いている園→待機0人の園→待機四人の園(ダメ元で)、の順にかけることにしました。
結果、待機四人の園は
「本年度は待機がとても多くて…申し訳ないのですが見学に来て頂いても、新規の方の入園は難しいと思います。」
とのことで、見学自体できませんでした。
保活を始めた頃の私は、約3時間おきに行う息子の授乳などでの睡眠不足、退職及びコロナ禍の影響で人との交流が極端に少なかったこと等の影響で
様々な出来事を極端に悲観的に、又は攻撃的に捉える傾向が強くなっていました。
だから、もし待機人数のことを何も知らずに電話をしていたら
いわば不意打ちを食らったような心境になり、過度に落ち込み、予約電話完了に数日を要しただろうと思います。
予約電話の前に区役所をし事前情報を得て心構えできていたことで、色んな意味で非常に助かりました。
私の住んでいる自治体は入園前の見学が必須で、入園に申込書類には、第5希望まで記入することが可能です。
5ヶ所見学すれば申請書の希望欄を全て埋められ、その分わずかながら入園の確率をあげることが出来ます。
当初はその予定でした。
ですが、こういった経緯で、申込できる園を3ヶ所にまで絞ることとなったのです。
続きはまた次回。
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