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高齢出産 Part4 〜2人目どうする?流産編〜

Part4・・・まで書くとは思ってもいませんでしたが、これも書かずにはいられませんでした。

というのも、リラグマの第一子は41歳の時に誕生したわけで、2人目はどうするの?欲しいならすぐに妊活スタートしないといけない、と思ったわけです。

産後すぐはとてもそんな事考えたくない〜の世界でしたが、リミットがあるような急かされた気持ちもあり、後悔はしたくないし、欲しいのかどうかもわからないまま、とりあえずのタイミングだけははかっておこうと・・・。

しかし、これまた不思議にも、1度のタイミングで宿ってしまいました。10年近く妊娠しなかったあれは何だったの??全てが筋腫のせいだったのか??

産後は子宮も一掃されて綺麗になるので、妊娠しやすいとは聞いた事がありましたが、驚きました。正直、この時の気持は嬉しいのかどうかわからずでした。とりあえず産科で検診しましたが、妊娠はしているようだ、との事。

でも、少し不思議なかたちをしていて、もしかしたら双子かもしれないと。

ガーン♪

ガーン♪

ゴーン♪

頭の中で整理できないパニック状態となりました。1人目の子もまだ歩いていないような時期でしたので、これは、軽はずみなことをしたのか〜〜?家族計画って難しい??タイムリミットを感じて一人焦って、こんな事になるとは・・・。

3日間くらいはプチパニックでしたが、徐々に落ち着いて来て、覚悟が決まりました。車にチャイルドシートを3つ取り付けるなら、車を買い換えなくてはならない?ベビーカーはどうしたらいいのか、2人用のベビーカーに、ステップみたいなものをつけて、立ってもらえば良いのか?など、ネットで前向きに探し始めていました。

でも、1週間して病院に行くと、大きくなっていないという事でした。これはもう少し様子をみてみましょう。と。。。そして、その次の週に行って、これは、おそらく流れるでしょうと。。薬が処方されました。あまり記憶していませんが、子宮が収縮するような?流す事を促すようなお薬でした。

そこは産院でした。子供は保育室で一時預かりをしてもらい、子供を迎えに行った時に、保育士さんが「2人目は男の子かな?女の子かな?」なんて楽しそうに聞かれた際はさらっとかわしたものの、帰りの車では涙が止まらなかった事を覚えています。どこかホッとしたような部分もありましたが、でも、涙が止まらなかったんです。

そして思い出しました。昔、Yukiさんのお子さんが亡くなったニュースを。

『今日は、かなしいお知らせをしなければなりません。先日、私たちの息子が、安らかな長い眠りに就きました。突然のお別れでした。1年と11ヶ月の間、私たち3人は本当に幸せでした』(Yukiさんの手記より)

当時は子供がいないリラグマ。1年と11ヶ月、まだ1年程度なら悲しみはすぐに癒えるだろう、そんな風に考えていた事を思い出しました。本当に人間は愚かです。経験しないと、こんな浅い考えを抱いてしまうものだとは(ToT) たったの何週間かの出来事でも、こんなに深く落ち込むという事を知ったのでした。

Yukiさんの音楽はあまり触れる機会がなかったリラグマですが・・・

この曲に、どういうわけか強く心をつかまれて、買わずにはいられなかったアルバムがあります。これお勧めです♪

名曲だらけです。私は『うれしくって抱きあうよ』を聴きたくて買ったのですが、もう1曲めから最後まで、まるで良質の映画を観ているような満足感。YUKIの世界感にすっぽり包み込まれる、温かいアルバムです。

ここに、『同じ手』という曲が入っていました。


♪足の踏み場もないフォトグラフの山 
私の涙は渇く間もない
確かな理由を欲しがるほど遠回りしてしまう 
時を止めてしまいたくなる
さざ波に揺れ 星になって 光を見て 風に揺られ
赦されるような気がした 君の手
君を知って 夢を知って 愛を知って いつだって
触れられるような気がした 君の手 同じ手

変わらないものなど無いと聞くけれど 
君と過ごした時間は永遠だ
日だまりの中 浮かぶこの場所 
早くおいでよって聞こえてる 
「早くおいでよ」と聞こえる
さざ波に揺れ 星になって 光を見て 風に揺られ
赦されるような気がした 君の手
君を知って 夢を知って 愛を知って いつだって
触れられるような気がした 君の手

私に見せて 美しいその目を見せて 
君の夢 私のかわいい
さざ波に揺れ 星になって 光を見て 風に揺られ
赦されるような気がした 君の手
君を知って 夢を知って あたり前を あたり前に
教えてくれたのは 君の あたたかい君の 
あたたかい 君の手



             最後に提供元: LyricFind

なんとも言えない胸を締め付けられる思いに・・・。そして思い出しました。あの事を。きっとその歌なんだと思うと、もう、涙が溢れて止まらなくなりました。今もまた久しぶりに聴いて、涙が流れています。

SIDS(乳幼児突然死症候群)という言葉も知りましたが、原因不明なもののようですね。また、その記憶も残る中、板尾さんのお子様も1歳10ヶ月で旅立たれたニュースを知りました。

そしてつい先日のニュースで南明奈さんの事を知りました。悲しくて言葉を失いました。ご本人の立場になって考える事が苦しい、想像する事が苦しいです。

『授かった命は、空へと戻りました。私達家族は幸せでした』
                    (Instagramより)

私はたったの2週間程度の事でしたが、とにかく自分を責めていました。責めずにはいられませんでした。ご自身を責めてはいないかと、心配になったり・・・・。

前回書いた出生前診断の事も考えさせられます。もし、私が辛い方の結果だった事を考えると・・。私は生きていけるのだろうかと。。

流産も含め、そこで私は2人目を諦めました。私にはもう背負う事はできないだろうと思いました。

流産、死産、SIDS、このような体験をされている人がたくさんいる事を忘れてはいけないと思いました。

また、夫婦それぞれの感覚の違いから、夫婦がすれ違う苦しみを経験する事もあるかと思います。

実際、リラグマも、流産の時はひどく悲しみましたが、夫はあまり理解してくれていないように思いました。夫はおそらくホッとしていた方が強かったように思います。こういう時って、やっぱ体の負担も来る女性の方が、辛いですよねぇ。そこを気遣ってくれる器の大きさを求めましたが、我が夫は無理でしたね(汗)

死別の悲しみから癒えるのは、時間しかないように思います。それまではどっぷりと、とことん悲しむしかなかったように思います。幸い誰にも話しておりませんでしたので、知っているのは私と夫だけ。それもあって、わりと癒えるのは早かったかもしれません。

グリーフケアという言葉を知りました。どうしたって死別を経験してしまいます。生きていれば。どこかのタイミングで大切な人を失う事があるかと思われます。こういった書籍を読んでおく事も良いかもしれません。

悲しい思いをされた方々が、少しでも癒える日がくるよう、祈らずにはいられません。

最後に、この曲を。七尾旅人さんの『私の赤ちゃん』YouTubeみてたら、UAさんバージョンが。これ、UAさんにかいた曲なのでしょうか。私は七尾旅人さんの方しか聴いた事がなかったのですが、UAさんのもとても良いですね。


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