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みんなで作るバーチャルディスタンスチャレンジ



今年コロナウイルスの影響で多くの試合や、大会が中止、延期となりました。


僕自身も日本選手権や東京オリンピックが延期になったことで、何に向かって競技と向き合うかを考えました。しかし、僕たち社会人ランナーにとって大きくやることは変わりません。準備期間が伸びたと捉え、先になった大会に向けてもう一度スタートを切りました。


一方で、全中やIHの中止が公表され、中高生の悲痛な叫びを耳にし、中高生の大会の中止とは僕たちとは大きく違う意味を持つことを痛感しました。

中高生には3年間というリミットがあります。その終わりに向けて、仲間と競い、汗を流し、多くの時間を費やします。その、集大成の場として存在していた全中、IHが中止となったのです。


多くのアスリート達が中高生の叫びを聞き、中高生へ前を向こう!とメッセージを上げていました。そこには、中高生に陸上を嫌いにならないでほしい、可能性を捨てて欲しくない、など多くの思いが詰まっていたと思います。

しかし、3年間の思いをかけてきた場がなくなってしまった中高生に対して、また前を向いて頑張ろう!と僕自身は発信することができませんでした。


twolapsのメンバーができることを考える


全中、IHが中止になり多くの人たちが、中高生のために何かできないかを考えてきたと思います。代替大会開催?でもコロナウイルスが、、、

何かやりたいという思いと、それでもできないという環境に多くのひとが思い悩んでいたと思います。


twolapsでも僕たちに何かできることがないかを4月から話し合ってきました。最初のころは、全中、IHを僕たちで作ってあげたい。という思いが強くありました。しかし、それを行うことは現実的ではありませんでした。


そこで、まず僕たちにとって全中、IHはどんなものであったかをチームで考え直しました。

中高生の日本1を決める戦い

この意味があることは間違いありません。しかし、それと同じくらいに

仲間と努力してきた証を共有するかけがえのない場

として存在していることを実感しました。

今の中高生は仲間と過ごす時間さえも、そしてその努力した結果を仲間と共有する場も失われてしまっています。そんな場を僕たちでも作りたいと強く思いました。


全中、IHと同じものは作れないかもしれない、でもみんなの記憶に残る大会を作りたい

まったく同じものは作れません、でもみんなの記憶に残る大会を作りたい。これがtwolapsのメンバーの想いです。


バーチャレとは


バーチャレは新しい陸上の大会の形だと考えています。競技者だけではなく、支える人、応援する人、チームメイトなど、すべての人が一つになって作り上げる大会です。それぞれの、場所ごとにストーリーがあって、面白さがあります。

「マネージャーと繋ぐリレー」「顧問との勝負」「ペースメーカー4枚のガチレース」

自分の発想次第では何でもできる大会です。そんな大会を、僕たちや、多くの陸上ファンの方々が動画サイトを通して、覗いて楽しむ。すべての人がひとつになって完成する大会です。


この素晴らしい大会が無事開催され、多くの人の記憶に残ることを願っています!



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