VRChatにおける、ステータス・インスタンスによるアレコレ
VRChatにはインスタンスの種類、ステータスなど、様々な要素による権限などのコントロールが存在します。
JPチュートリアルワールドやフレンド伝いに話をよく聞くとは思いますが、ここでは補足も付けながらまとめていきたいと思います。
インスタンス毎の仕様
○Public(パブリック)
言わずと知れた『どんな人でも入れるインスタンス』の状態。
制約は一切ない。 それ故にいろんな人が来る。
JP TutorialWorld、クエスト集会所などの一部のワールドにおいてはよくパブリックインスタンスが立っている。
(フレンドが少ない(あるいはいない)方が来やすいように)
○Friends+(フレプラとよく言われる)
『当該インスタンスにいる人が自分のフレンド』であれば入室できる状態。
要するにフレンドでさえあれば誰でも入室は可能。
制限は緩いが、『少なくとも誰かのフレンドではある』という点から安心が担保されやすいのでイベント開催のみならず一番気軽に使われる。
○Friends Only(フレオンとよく言われる)
『当該インスタンスのインスタンス主が自分のフレンド』であれば入室できる状態。プラスの場合より制限が若干厳しめ。
ちなみにインスタンス主とフレンドじゃない場合は「Private World」表記に変わるが、その状態でReqInvを飛ばしても飛ばされた側はどうしようもない(許可してもJoinはできない)ので注意。 送った側にとっては見分けがつかないのでしょうがないが…。
補足として、『インスタンス主とフレンド』でさえあれば入室制限は解除されるので『インスタンス主に用がなくともFriendsOnlyに入室すること自体は可能』である点に注意。
○Invite+(インバイトプラスとよく言われる)
『インスタンス主からのInvite、あるいは当該インスタンスにいるフレンドにReqInvを飛ばして許可を得た』場合に入室できる状態。
インスタンス主以外はInviteは出来ない点に注意。
SocialからはInvite Onlyと区別がつかないので一気にReqInvへの敷居が上がる。
これ以上はステータスに関係なく常に「Private World」表記となる。
また、World画面から既に立っているインスタンスとして表示されなくなる。
○Invite Only(インバイト・プラベとよく言われる)
『インスタンス主からのInvite、あるいはインスタンス主へのReqInvで許可を得た』場合のみ入室できる状態。一番制限がきつい。
自分にのみJoin出来る状態にしたいならこれが一番正しい。
「Private World」表記なのでReqInvはなかなか飛ばしにくいですが…。
補足
・Socialへの表記は『ステータス』が優先(オレンジ以降なら常に「Private World」)
・「Private Wrold」状態のFriends Only、インスタンス主以外のInvite OnlyにReqInvを飛ばした場合、許可を求められた側に「○○さんが××さんとフレンドじゃないから承認できないよ!」というエラーメッセージが出る
※これに関しては現在はメッセージが何も出ない模様。
「ReqInv飛ばしても返事がなかった…」からと言ってがっかりはしないでね!(どうしても急ぎの要件の場合は別の手段で聞いてみましょう…)
ステータス毎の仕様
次はステータスの○の色について解説していきます。
○青
「Join大歓迎! ReqInvも勝手に許可しちゃうよ!!」
という状態にあたるのがこちら。
もちろん、インスタンスに応じてReqInvの処理は変わるため
『「Private Wrold」の青ステータスなんだけどReqInvしても自動で許可されない』ケースは普通に起こり得ます。
もし「この人なんか自分がVRCやってると必ずJoinしてくるような…?ちょっと試すか?」と怪しんだら青ステかつInvite Onlyなどで立ててみましょう。
それでも入室してくれるなら立派なあなた推しかも…?
○緑
「Joinは歓迎するよ~ ReqInvはちょっと確認取るよ~」
という状態にあたるのがこちら。
ReqInvを受けた際に承認する・しないを判断する必要がある、一般的なステータス。
一般的過ぎて書くことがない!!
○オレンジ
「Joinは確認取らせて… というかどこにいるか秘密だよ…」
という状態にあたるのがこちら。
Publicにいようがどこにいようが常にSocialが「Private World」と化す。
つまり、Public・Friends+でもその人に直接Joinは出来ず、ReqInv扱い(お伺いを立てる)になります。
○赤
「場所は秘密。 来ちゃだめだよ」
という状態にあたるのがこちら。
オレンジの状態から更にReqInvを自動で弾く仕様になっているのがこちら。
VRChat上でなんかの用事を行っていたりする場合に使うのが便利です。
補足
・ステータスの影響で「Private World」になっている場合でも、別フレンドを経由することで同じインスタンスに入ることは可能である。
例えば同じPublicインスタンスに赤ステと緑ステがいた場合、緑ステにJoinすることで赤ステの人と同じところに行くことは可能です。
何らかの事情でステータスを変えているならその点を留意すること。
・フレンドがどのステータスかどうかはSocialを見るしか方法がありません。
・ステータスはいつでも変更が可能です。 早い話がフレンドがいない人を連れ込んでフレンドが多い人が赤ステータスになってしまえば誰も入れなくなります
「Private World」になる条件
VRChatでは、様々なステータスやインスタンスの状況によってフレンド欄が「Private World」という表示になることがあります。
ここでは、ステータス、インスタンスの組み合わせによってどうなれば「Private World」表記になるかを今一度、見直していきましょう。
○ステータスが青(ReqInv自動で許可)の場合
この場合はフレンドがInvite Only、Invite+または、『まだあなたとフレンドになっていない人がインスタンス作成者であるFriend Only』のインスタンスにいる場合に「Private World」表記になります。
地味に『まだあなたとフレンドになっていない人がインスタンス作成者であるFriend Only』という条件は忘れがちなので要注意です。
○ステータスが緑(ReqInv手動で確認)の場合
この場合は青ステータスと同様です。
ReqInvについては自分で確認して対応が行えます。
○ステータスがオレンジ(常にReqInv)の場合
この場合はどのインスタンスにいても「Private World」になります。
実際にはPublic・Friends+にいても「Private World」表記になります。
ReqInv自体は飛ばせるし、相手側に考えるタイミングはあるので試しにReqInvを送ってみるのも手かもしれません。
Joinされるのが極端に苦手な人見知りの方などはこのステータスが多いです。
○ステータスが赤(常にReqInv不許可)の場合
この場合はオレンジと同様…ですが、常にReqInvは弾かれます。
前述した通り、別のフレンド経由で会いに行くことも出来なくはないですがステータス上、無茶はしない方が良いと思います。
それでも会いに行った場合、ぶっちゃけ引かれる気もします。
事前に別の方法でアポイント取ってから会う方が良いと思います。
番外編
○ブロックしたときってどうなるの?
ユーザーをブロックした場合は『お互い見えなくなる(&喋っても聞こえなくなる)』と『フレンド解除される』という状態になります。
逆に考えると、これだけしか影響はありません。
例えばですが『Aさん』『Bさん』『Cさん』の3人の相互フレンドが居て
AとBがブロックし合った場合、AとB同士はフレンド状態が解除されるためお互いのインスタンスへのJoinは不可能になります。
ただし、『Cさん』へは『A』も『B』もJoinができるため
Cさんからは2人が見えるけどA・BからはCさんしか見えないという状態が発生します。