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10/22週の漫画たち

1週間に読んだ漫画の感想を一気に紹介するnote始めます。

といつつ、書けなかった先週分からになるという始まり。今週末はしっかり更新するという自戒からのスタートです。

『ものするひと 1巻』オカヤイヅミ

久しぶりに書店でジャケ買いした一冊。この人の画のタッチが好み。

雑誌の新人賞を受賞後、

アルバイトしながら作家を続ける30歳、

杉浦紺の日常を描いた作品。

なぜ今の時代にその職業を選び、

バイトをしながらでも続けるのか?

普通の大学生である女性を主人公に絡ませ、

対比させることで

その問の答えが見えてくるのか?

まだ1巻なので不透明なところもあるけど

とりあえず絵を見てるだけでいい気分になれる。

『GIANT KILLING 49巻』ツジトモ、網本将也

アジアカップ編。安定の面白さ。

エース花森が椿と窪田の二人に

かつての自分と持田の姿を重ねる場面がとてもいい。

ブランの思惑が上手くいきそう。

”自分の中のGIANT KILLINGを起こす”っていのうが大事なテーマの作品だけど、

それぞれのキャラクターに必ずなんかしらその要素が与えれているのがこの作品の魅力なんだろうと個人的には思っている。

『小路花唄 3巻』麻生みこと

京都に存在する、

職人だけが住む長屋で繰り広げられる恋愛を描いた

『路地恋花』の続編。

前作が一話完結型だったのに対して今作は一人の主人公にがっつりスポットを当てたのが意外。

靴職人とその弟子と大学教授。

この三角関係に大学教授の娘が絡んできて中々なにもうまくいかない。

仮に自分だったらと考えても

それぞれの立場で上手くいかなそうだなあと思いつつ、

上手くいかないなら別を探せばいいのにと思ってしまう当たり

恋をするってことは合理的に考えることじゃなかったと再確認。

『ドラゴン桜2 3巻』三田紀房

数々のメディアミックスがされ

社会現象にまでなった人気作の続編。

落ちこぼれを東大に入れるではなく

対象を一般的な学生に変更しているのが大きいポイント。

スタディサプリやTwitterを勉強に活用するという

独自の勉強方法は相変わらず面白い。

三田先生の作品に惹かれるのは

自分が持っている常識を疑わせてくれるきっかけを与えてくれるからだと思っている。

目的に対してやり方は様々であるという当然のことを

再確認できる漫画って中々ない。

『前略、進撃の君』鳥飼茜

女子高生が持っている

もやもやを

鉛筆線で描写するという変わった作品。装丁も凝っている。

しかし鳥飼さんがすごいのは

女子高生って本当にこういうことを思ったり、

悩んだりしてるんだろうなということを

いつまで描けること。

クラスに確かにこんな子いたかもって思わせる力。

圧倒的に絵がすごいってのあるんだけれど、

今の言葉で言うエモい感情を思い起こさせる力が

この作家の魅力だと思っています。

10/22週はこの5冊。来週も楽しみ。





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