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ポンコツなじぶんを愛そうー「忘却力」

おはようございます。りくです。

わたし、めっちゃポンコツな部分があります。

それは

めっちゃすぐに忘れること!!

それはもう

びっくりするぐらいすぐに忘れます。

そしてときに

大事な予定を(がちで気づかずに)忘れてしまったり
やらなきゃいけないTo Doが完全に頭から抜けてしまったり

忘れてしまうのです。

今日はわたしの

そんないとおしいほどのポンコツさを

話していきたいと思います。

だれもがかかえるポンコツな部分。

むきあうヒントになればと。

ではいきましょう!

1.なぜすぐに忘れるのか?(短期記憶と長期記憶)

なぜわたしは忘れっぽいのか?
そもそも、ひとはなぜものごとを忘れるのか?

脳科学のはなしをキャリアコーチに教えてもらいました。
(心理学者エビングハウスの実験)
こちらの記事から抜粋・引用させて頂きます。

忘却は正常な脳の働き。記憶の仕組みが科学的に研究されたのは比較的新しく、そのはるか前に忘却についての研究が先行しました。

「人間の脳は忘れるようにできている」

このことを「発見」したのは、19世紀のドイツの実験心理学者エビングハウスです。彼は無意味なアルファベットの配列3文字を被験者にたくさん記憶させ、それが忘れられていく時間と量を調べてグラフにしたのです。
エビングハウスの実験によれば、人は記憶したことを20分後には4割以上忘れ、1日後には7割以上を忘れてしまいます。つまり、放っておけばその日のうちに大半の記憶が消滅するということです。

そもそも脳は「忘れるようにできている」と。
ではそれはなぜか?

では、なぜ人の脳は忘れるようにできているのでしょうか。それは脳が、生存にかかわる重要な情報を優先して記憶するためです。もしも、エビングハウスの実験のような無意味な文字の配列や、友人たちとのたわいのない馬鹿話の一語一語、道行くたくさんの見知らぬ人の顔、壁の複雑なしみの形など、見聞きしたあらゆることが忘れられなくなり、日夜、洪水のように頭にあふれ出したら…。忘却の役割はおのずとわかるでしょう。忘却が宿命だとすれば、記憶とは「覚えること」ではなく、「思い出すこと」だと考えるべきでしょう。

たしかにそうですよね。
ぜんぶ覚えていたらキリがない。

ではどうやって思い出すのか?
「短期記憶」と「長期記憶」
これは聞いたことがある方も多いでしょうか。

心理学では記憶を、短期記憶と長期記憶に分けるのが普通です。

短期記憶は、文章を見て書き写したり、電話番号を聞いて番号をプッシュしたりするときのように、きわめて短い間の記憶のことをいいます。せいぜい20秒から長くても数分程度しか記憶が持続しないのが短期記憶です。眼や耳などの感覚器官から入ったほとんどの情報は、覚えようと強く意識しない限り、数秒以内に忘却の彼方へ消えてしまいます。

数分以上の長い記憶は長期記憶といいます。同じ長期記憶でも、20分後には忘れてしまうものから何年間も覚えているものまであります。また、一時的に忘れていても、何かのきっかけで思い出すこともあります。
いずれにしても、私たちが記憶力を問題にするときは、この長期記憶のことを指し、必要なときに思い出せることが求められるわけです。

ということはどうやら
わたしは長期記憶に問題がありそうだ。

というより
ほとんど短期記憶として処理してしまっていて
長期記憶化するものをしぼっているということか?!

では、脳はどのようなプロセスで
長期記憶を決定しているのだろうか?

それは「海馬」と「偏桃体」の作用によるものでした。

2.長期記憶を決定するのは”好き嫌い"の感情?!

短期記憶(いうならばゴミ箱)か長期記憶(保管フォルダ)か、
それを決定するのは「海馬」という脳の器官とされています。

では「海馬」の働きを見ていきましょう。

『海馬は小さな「記憶の司令塔」 』
海馬は小さな器官ながら、大脳に入った情報の取捨選択をして、記憶全体をつかさどるきわめて重要な役割を果たしています。パソコンでいえば一時的なメモリーの役割を果たします。そして必要があれば、パソコンを終了する前にデータを保存するのと同じように、海馬もデータを大脳皮質に送って長期記憶として保存します。大脳皮質に長期記憶されたメモリーを呼び出すことが、思い出すという作業です。

海馬が「ゴミ箱」or「フォルダ」分けをしていると。
ではその判断基準はなんなのだろうか?
ここで「偏桃体」という器官がでてきます。

『情動を司る扁桃体の記憶への関与』
海馬がどのようにして長期記憶を決定しているのかは、よくわかっていません。しかし、近年の脳科学の研究で、扁桃体(へんとうたい)という直径1cm位の丸い形をした器官が海馬と影響し合っていることがわかっています。扁桃体は大脳皮質の内側にある大脳辺縁系の下のほうに位置しており、快不快を判断するのが主な役割です。私たちが見たり、聞いたり、臭いをかいだり、触ったり、味を味わったりしたときに得た感覚情報は、大脳皮質から扁桃体に伝わり、好き嫌いが判断されます。異性が好きになるのも、たこ焼きとかペンギンが好きになるのも、この扁桃体の仕業だったのです。扁桃体は海馬の隣にあり、好き嫌いや快不快の感情を海馬に伝えます。そのため、心を大きく揺さぶるような出来事は、いつまでも記憶にとどめられています。記憶は、情緒や感情の働きに影響されていることが、脳の働きの面からも説明できるようになりました。

なんと!

長期記憶にするかどうかは

”好き嫌い”や”快不快”の感情で決まっている!

というのです。

好奇心を刺激する好きな科目や、大好きな先生の授業の成績がよくなるのも、扁桃体が海馬に影響しているためだといえるでしょう。逆に、嫌いな先生の受け持つ科目やまったく興味が持てない科目は、放っておくと成績が悪くなります。経験したことはありませんか?
童話や昔話が覚えられるのも、繰り返し聞かされるからということだけでなく、個性的で生き生きとしたキャラクターや、奇想天外なストーリーが好奇心を刺激し、感情を揺さぶるからでしょう。

たしかに。

ということは、わたしの海馬は、

「短期記憶」と「長期記憶」のフォルダわけがはげしい。

それはつまり

”好き嫌い”がはげしい、関心の幅がはげしい(!)

だから、大半のことをすぐに忘れてしまう!

そのようにいえそうです。

ちなみに、なぜ”好き”がなかなか感じにくいのか?

これまた、鈍感だから!
刺激に対して、反応が弱いから!と言えそうだ、、
鈍感と外向性についてはこちらのnoteを。

3.ポンコツなじぶんを愛そうー「忘却力」

わたしがすぐにものごとを忘れてしまうこと。

忘れることじたいは
脳のつくりとして当たり前のこと。
まずこれは安心しますね。

短期記憶(ゴミ箱)と
長期記憶(保管フォルダ)の仕分け。
これは”好き嫌い”の感情である。

わたしはじつは”好き嫌い”がはげしく
”好き”なものにはとても夢中になる!が、
”好き”という感情に揺さぶられなかったものは
問答無用で「ゴミ箱」にポイポイしている。

結果、わたしの大脳皮質(メモリー)には
大半のものごとは「ゴミ箱」いきの列車に運ばれ
「保管フォルダ」には”お気に入り”しかいない。

そんなふうになるよう、仕分けされている。

うん。そういうことだ。納得。

これってでも

めっちゃキレイ好きとも言えるなと笑

つねにゴミ箱にすぐ捨てて

必要なものだけをお気に入りに入れておく。

これはある種の才能であるとも言える。

だからわたしは

すぐにものごとを忘れてしまうこのちからを
「忘却力」として大事にしようと思いました。

「長期記憶」化が苦手なポンコツりっくん。

それは

「忘却力」の弱みのぶぶんというだけ。

忘れてしまったとき。
オーセンティックでいよう。
すなおに謝ろう。

忘れてはいけないものがあるとき。
認知ではなく行動を変えよう。
スケジューラ―、リマインダー、ルーティーン。
自分を信頼せずに、仕組みで解決しよう。

そんなわたしのいとおしい
「忘却力」とのつきあいかたでした。

それでは今日もよい一日を!
Have a nice day!!

りく



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