見出し画像

コウペンちゃんの肯定力の隠れファンである私

(本文787文字)

皆さんは、コウペンちゃんをご存知だろうか? 恐らく、見たことはあるという人はかなりいると思う。特に西武線沿線の方は、知っている率が高いかも知れない( https://fancy.co.jp/11774 )。

コウペンちゃんは、るるてあさんが創作された赤ちゃんペンギンキャラクター。皇帝ペンギンの「コウテイ」に引っ掛けて、何でも「肯定」してくれるという設定になっている。

だからコウペンちゃんは、朝起きただけで「えらい!」と言って褒めてくれる。冬に布団の中から出ただけでも「えらい!」と褒めてくれて、それをバンドと組んでPVにまでしてしまう。

「何だ、そんなことで?」と思う人は、人としてのナチュラルな感覚を失っている気がする。「当たり前」で思考を停止させるのは人間の脳の省エネ機能でもあるのだけど、それは時に我が身に返ることに思いを致すべきかと。

極論だけど、通勤電車に乗っていて目的地に着く前に電車が止まり、人身事故だと車内放送があった時に、「人はいずれ死ぬのが当たり前」だと何の感情も持たないようなら、かなりお疲れモードだと申し上げざるを得ない。

人間、成長して大人になると、人に褒められる経験が極端に減ってしまう。コウペンちゃんには、褒められることは大人でも嬉しいという事実と、褒める視点が低くても良いという気付きを、改めて教えてもらった気がする。

そのことを知って以降、何気ないことでも子どもの良い行動を褒めるようにした。子どもがそれでやる気を持つようになり、苦手なことやイヤなことにも多少は前向きに取り組むようになった。win-winだと思っている。

「アイツには何度も言ったのに、全く響かない」という声はよく聞く。でも、その何度も言った言葉の中に褒める要素があったのかが気になる。

それなしに人が動くと考えるのは、その方が無理があるのではなかろうか? 少なくとも、私はそう思う。


読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。