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アンパンマンを知らない人の要件

今週の業務は終わり。でも、明日帰省して老人ホームの母を見舞います。これが結構疲れます。

さて、……

私が幼少の頃は、アンパンマンは放送されていなかった。よって観たこともなかった。私がアンパンマンを知ったのは、娘の育児の知育玩具が最初である。

先日、飲み会の席の雑談ネタで「意外に知られていないもの」を上げていった時に、ふと思いついて「アンパンマンの古い顔がどうなるのか?」を言ったら、「アンパンマンってよく知らないのですが……」と言われて少々驚いた。

皆知っているものだと思っていたが、後で調べたのだけど、アンパンマンの放送開始は1988年と意外に新しい。もうすぐ平成になる直前のことである。

だから、どう踏ん張ってもこの頃に小学校中学年以上だった世代、つまり「①ザックリ今40歳以上の人」は幼少時に観たことがない。加えて「②その後子育てに携わらない」状況であれば、知らないのが当然となる。

逆に30代以下の人は、自分がリアルで観た経験を持つ人が多いため大抵は知っているだろうし、私のように育児経験があれば、それ以上の年代でも知っているということになる。

アンパンマンが意外なところで年齢と環境を推測できるプロファイルネタともなり得ることを知って、面白いと感じた次第。

平成・令和の子育てにおいて、アンパンマンのキャラクターは世の隅々にまで満ちあふれている。おもちゃは無論のこと、スプーンの柄やファミリーレストランのお子様セットに付いてくる塗り絵等でもアンパンマンは定番であった。

アニメの1キャラクターに過ぎないのだけど、その知名度は遙かに高い。キャラクター使用料もさぞかし莫大だったのではないかと思うけれど、育児に関わる場合において、何となくその手の話はタブーな気がする。

もっとも作者のやなせたかしさんは既に世を去っており、この点が今どうなっているのかは分からない。ただ、その生きた証としてアンパンマンのキャラクターは今後も育児の場において残り続けることだろう。

虎は死して皮を残し、漫画家は死してキャラクターを残す、といったところだろうか?

お読み頂き、ありがとうございました。

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