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Twitterで伴侶への不満、単なる愚痴で終わらせるスレッドが多いのに思うこと

今日は晴れたのですが、風は冷たかったですね。もう少し気温が上がると良かったのですが。

さて、……

Twitterでは種々雑多なtweetがタイムライン上に流れてくる。その中で、夫に対する不満を述べるものが一定以上の割合で混ざっている。

逆に、妻に対する不満を述べる夫のtweetってあまり見たことがない。一部の離婚調停中の夫と思われる人のtweetには、そういうものも見られるのだけど、これは例外に近い。

この状況、私のタイムラインに特有なのか、それともあなたのものでも同じなのかは率直に分かりかねている。

この状況について、見方は2つあると思う。一つは、①社会一般では妻側の人格が優れていて、夫側がダメ人間であるという見方。もう一つは②「どっちもどっち」なのだけど、妻側は不満を率直にタイムラインに流す一方、夫側ではそういうことをする人があまりいないだけという見方。

私はこれまで半世紀以上生きてきた。当然多くの人と出会ってきたが、男女問わず良いところ・悪いところがあるのは分かっている。でも、性格的に自分に合う人はそう多くはいないことを考えると、基本は②の「どっちもどっち」だと思っている。

ただこういう時に女子力は健在で、これらのtweetには多くのメンションが付いているケースがほとんど。どれもが共感であり、更なる自分語りだったりと盛り上がること甚だしい。

「うん、そうそう」「分かる分かる」「うちなんかもっとひどくて……」といった感じである。

繰り返しになるが夫の側のtweetはあまり見たことがない。仮にあっても多分「まあ、そんなものだよ」「○○に相談してみたら」のようなものになることが容易に想像される。つまり、共感ではなく分析・解決的なリアクションになると思われる。

この女性は共感、男性は解決というのは昔からよく言われる思考パターンである。原始時代、食べられる木の実を採集をする女性と、チームで野生動物を狩猟する男性の役割分担からそうなったという説を聞いたことがあるが、その正当性はよく分からない。

それでも、そう考えると理解しやすい印象はある。そして、女性側のメンションtweetを読むと、解決に向かう提案がなされにくい傾向があると感じている。

解決するためには、そもそも何でこうなったのかについての分析が必要なのだけど、その部分に焦点があたるものを見たことはほとんどない。本当に何とかしたいと思っているのかも分からない。

原因を突き詰めると、どうしても「なぜあなたはそのような言動をする夫を結婚相手に選んだのですか?」に触れないわけにはいかない。結婚は両性の合意(今は同性婚が議論されていることから、両性だけではないという指摘もある)によるものである以上、本来はこの点をスルーしてはならないはず。

しかし、それをすると共感とは相容れないことになるために避けられてしまっている。かくて似たような不満が、ある程度の時間間隔を置いてtweetされ続ける状態が維持される。

それをやむなしと受け入れるのであれば、是非もなし。

お読み頂き、ありがとうございました。

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