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新入社員が来ると……

今日は、天気予報から想像したほど雨が降り続くこともなくて助かりました。勤めを終えた帰りがザザ雨だと気分も萎えますし。

さて、……。

あなたの務める会社でも入社式をやっただろうか。コロナ禍で今まで入社式を控えていた会社も多いと聞く。

就職は社会に出る第一歩、まさにハレの時である。それをできなかった人達の無念さは察するに余りある。祝い事を当たり前にできるようになって良
かったと心から思う。

昨今の会社で、入社即職場配属というところもさすがに少ないだろう。研修を受けてから配属というところが多いと思う。中小企業といえども、配属は商工会議所主催の社員研修を受けさせてから、というところも増えている。

新入社員が職場に配属されると聞くと、迎える我々も何となくソワソワする。なぜだろうか。

まず、社内の人間なら知り合いの知り合いくらいで配属される人間の人となりが伝わってくるのだけど、新入社員だとそうはいかないから、というのはもちろんある。

加えて、彼らは社員とは明らかに異なるオーラを身にまとっているというのも理由になるだろう。かつて自分もそうだったという息吹とも言うべき気が職場に間違いなく新風を吹かせてくれる。

さすがに「よどんだ」とまで言うつもりはないけれど、決まりきったルーティンに少し乾いた気持ちが新入社員とのやりとりで潤うことを期待してしまう。新入社員というのはそういう新陳代謝の象徴ともなる存在だろう。

もちろん、彼らに対して実務はきっちり教えなければならない。彼らが次の職場に移った時に「何もできないじゃないか! お前んところは何を教えていたのか?」と言われるのは癪でもあり、そういうことにならないようにしなければならない。

この仕事を彼らに教える過程で、自らの業務処理の正しさも分かってしまう。特に自信のある分野なのに新入社員から困惑顔で「分かりません」と言われると辛い。自分自身がしっかり理解できているかを問い直さねばならなくなる。

そういう「スリリング」なことも起こり得るのが、この季節特有の新入社員配属である。

なお、私から見ると新入社員は30歳以上も下で、自分の子どもだと言っても何ら違和感のない世代である。ジェネレーションギャップもある一方、同じ幼児番組は見ていた可能性が高く、そこからコミュニケーションを取っていこうかと考えている。奏効するだろうか?

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