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学校は本当に社会に出るための準備をするところなのか?
今日も良い天気でした。庭の木は、枝をカットする度に別の芽を伸ばしてくるので、いたちごっこ状態に陥っています。
さて、……
そもそも学校で教わる内容は、文部省の学習指導要領で定められていると理解している。ここで、学校の先生が教えなければならないとされるものの中に、社会に出た後のことがどの程度含まれているだろうか。
この点について興味を持ったので、文部科学省のサイトを見てみた。すると「平成29・30・31年改訂学習指導要領(本文、解説)」というページに一通り学習指導要領が掲示されていることが分かった。
この中に、育成すべき資質・能力の三つの柱 (PDF:520KB)というものも掲示されている。しかし、文科省の「社会観」がわからない。社会観というと難しくなるけれど、ぶっちゃけ「社会をどのように認識しているか」である。
「社会というものはこういうものだ」という現状認識がまず大前提としてあるべきだと私は思っている。
そして、その現状認識に基づいて児童・生徒が養うべき能力にはこういうものがある。だからそれを学校で教えていく、というストーリーがあって然るべきだと考えるのだが、最初の取っ掛かりとなる現状認識が示されていない。
これがハッキリ示されていないので、モヤッとしてしまう。
もちろん、社会全般を語り尽くすことはそもそもできない。限界があることは認める。しかし、少なくとも子供たちに対して社会にはさまざまなリスク要因があることは、ある程度キチンと教えるべきではないかとの思いが強い。
犯罪者はいるし、反社会的な団体もある。そういう人達が、児童・生徒が社会に出た後に彼らを利用したり仲間に引き込んだり、場合によっては害意をむき出しにして襲ってきたりするかも知れない。
或いは、どうしても生活に困窮するケースがあって、その時にはどこの誰に相談すればよいのかが分からないかも知れない。
そういうわが身を守る術、社会におけるサバイバル法を教えるべきだよなあと私は思っている。もしそれが学校の先生では対応不可であるなら、警察や自治体の福祉窓口の職員等から話してもらうようにすべきだと考えている。
社会は日々動いており生きるために必要な技能は高度化する一方。親ですら語ることが難しい時代になってきたからこそ、できる人から正しい知識をキチンと子供たちに伝えてもらうことは大事。
今後益々生きにくい世の中になると悲観しているからこそ、その備えを厚くしてあげたいというのがオジさんの願いである。
お読み頂きありがとうございました。
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