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老人ホームでの生きがい(親世代と自分たちとの差)

既報の通り、母は老人ホームでお世話になっている。姉と私は、コロナ禍までは1ヶ月強に一度の頻度でホームへ訪問していた。

その際、母からは「何か……もう生きる張り合いも、やりたいこともないしねえ」とよく言われた。父を失った悲しみもわかるので、そう言われると言い返すことも難しい。

会社勤めで日々期限を意識しながら生活している身には想像もつかないのだが、莫大な時間がある一方で足腰が弱って移動も困難な状況になったら、何を生きがいにするのだろう? と考えてしまう。

定年後、釣りや庭仕事を老後の楽しみにする人はいる。でも、これは足腰が弱ると厳しいと思う。ぶっちゃけ、寝たきりでも取り組める生きがいを見つけておくべきなのだろう。

但し、それが健康体の時でも楽しいものであるか? の考慮はいる。そして、身体が利かなくなる前であってもその生きがいにある程度馴染んでおく努力も必要だろう。

こんなことを考えたのは、母の入居する老人ホームから行事報告が送られてきたからである。その行事報告には「花の苗を植えた」「書道展を開催した」「一日陶芸教室を実施した」等が記載されていた。

申し訳ないが、どれも自分が年を取ってからやりたいことではなかった。だから、どうしたものかと思ったのだ。

幸い我々の世代は、SNS等ネットを介した人とのつながりにもある程度馴染みがある。この点は親世代とは明確に異なるだろう。例えば、このNOTEもその一つだと認識している。

私の場合、恐らくネットでの活動をし続けることが、老後の生きがいの一部になるのは間違いないだろう。それなら今とシームレスで、少し安心する。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。