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スーパーの棚とコロナ禍とその他諸々と

今朝はすごい雨でしたね。久々に窓にたたきつける雨音に強さで目が覚めました。被害などが出ていないことをお祈りしています。

さて、……

既報の通り、我が家は週末に妻と食料の買い出しを行う。

出掛ける前に今週一週間分のメニューを決めて出掛けるものの、スーパーに入った後に「これはお買い得?」と思えるものを見つけると、メニューを入れ替える、或いは決めたメニューで使おうと思っていた食材を変更するといった調整も行っている。

コロナ禍で居酒屋等飲食店の営業自粛が求められたような時には、スーパーの棚に鯛の刺身がお安くなって並んでいた。結構モノが良さそうであったため、小料理屋等への行き場を失った鯛が回ってきたのだな、と感じた。

「風が吹けば桶屋が儲かる」ではなく「コロナ禍になれば鯛がスーパーに回る」のである。この品物の移動は事前に予測できなかった。何が世の中の流れを変えるのかは、読み切れないものだとつくづく感じた。

見かけたのも何かの縁、これは成仏させなければならないと買って帰り、鯛の霊に「君の命は頂いた、ありがとう」とお礼を述べつつ美味しく頂いた。でも、最近はそういう掘り出し物に出会うことも少なくなったように思う。

臆測であるが、安値投げ売りに懲りた生産者が、コロナ禍前提で生産するようになったからだろう。もっとも、世の中が通常に戻った時に生産が間に合わない気もするが、これは各々が負うべきリスクと割り切る他あるまい。

スーパーの棚は、コロナ禍だけでなく各種の要因によって入れ替わる。つまり、コロナ禍の他にも、ウクライナ情勢、円安、エネルギー価格の高騰。更には異常気象等によっても品目が入れ替わるのだ。

これらの要素を含む連立多元方程式をきれいに解いて、この先の市場動向を見通せる人がいるなら、是非手を上げて頂きたい。先が見える方の将来ビジョンをお伺い致したいと心から思う。

大抵の人間はこの方程式を解くことができない。それはやむを得ないことである。そして解ける人が多数ならば、今の混沌とした先行き不安な状況が生まれてきたりすることもないはずだと思う。

以前、棚から消えて困ったシャンプーが、買い出しの日に棚に戻っているのを見かけた。愛用品なのでありがたく、2つ購入することとした。

でも、棚から消えた原因が、需要過多による供給力不足なのか、店舗との価格での折り合い不調によるものなのか、はたまたそれ以外の要因によるものなのかは分からない。

種明かしがないまま世の中は進み、経済予測の妥当性もしばらく経ってから判明するものだと理解している。

お読み頂き、ありがとうございました。

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