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登記簿謄本の住所変更をやってみた④(終)

昼休み前の会議は、参加者の前提認識が揃っていたので早く終わりました。この手の状況って意外に大事だと思います。

さて、……

1つのテーマで話を引っ張り続けてきている。しかし、今回でめでたく完結である。

とにかく電子納付のための納付番号が発行されない。そのため申請用総合ソフトの右端にある「納付」のボタンもグレイアウトしていて押せない状態になっていた。

どうしたものかと思っているうちに時間切れ。確か申請後2日以内に納付手続の完了が必要なはずだとの認識はあったが、納付番号が発行されてからカウントされるのだろうと思ったのが運の尽き。

翌日はどうしても手続きできる時間に帰宅できず、翌々日に見たら「納付期限切れ」と表示されていた。つまり、電子納付はできなくなっていたのだ。しかも、一昨日には無かった納付番号がしっかり表示されていて、余計に悔しく感じられた。

さて、どうしたものかと思っていたら、スマホに見慣れない電話番号から着信履歴があることに気付いた。こういう時、無邪気にコールバックすると変なところにロックオンされる可能性があるため、私はネットで番号サーチを掛けることにしている。

実際にやってみたら、何と法務局がヒットした。どうすれば良いのだろうと不安に陥っていた私には、一筋の光明が差し込んできたかのように感じられたのは言うまでもない。

翌日、電話を掛けてみたところ、「登記手数料の納付がされていない」というご指摘を受けた。事情を説明し、どうしたらよいかの教えを請うたところ、「収入印紙を買って送って頂くのが、一番手間が掛からない方法です」とサラッと言われた。

こう言われた時の私の驚きが、あなたには分かるだろうか。私は、電子申請をしてその次の電子納付で引っかかったのだから「一度却下するので再申請してくれ」と言われるものだと思っていたのだ。

そうではなく、現物の収入印紙を買って送って欲しいって……「何とアナログな」とは思ったものの、最初は先方からわざわざ電話を掛けて頂いたわけだし、そう言われたならそれに従うのが良いだろうと判断した。

昼休みに職場の最寄りの郵便局に出掛け、必要な金額の収入印紙を買った。法務局から言われた通り、申請番号を書いた紙を同封して法務局に簡易書留で郵送した。

すると、2日後に登記・供託オンライン申請システムから「申請番号『202205XXXXXXXXXXXX』の手続について,電子公文書が発行されました。」というメールが送付されてきた。

実は、この日はまた忙しくて申請用総合ソフトの稼働時間に帰宅できなかったのだけど、その翌日にやっと開くことができて電子公文書を受領することができた。無事に登記簿謄本の住所変更ができたのである。

終わってしまえば、この程度のことではある。あなたもそう思われたかも知れない。

でも、些細であっても一つ一つにチャレンジすることは大事だと考えるし、成し遂げたことについては自分で自分を褒めたいと思う。

お読み頂き、ありがとうございました。

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