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孫が可愛い時期も過ぎた中、お盆の方針を考えた

唐突だけど、大泉逸郎さんの「孫」という歌をご存知だろうか? これは、1999年4月に発売された演歌。冒頭の

なんでこんなに可愛いのかよ

 という一節が、世の高齢者の心を鷲づかみにした。ミリオンセラーとなる等一世風靡したことは、今でも記憶に残っている。

今から振り返ると、この歌が出たのって「ノストラダムスの大予言がどうなるかで盛り上がっていた頃だったよなあ」という世代がモロ分かりの思い出ともかぶり、しみじみと情趣が深い。

この歌が世に出る前にも「孫のように可愛い」という言葉はあった。そして、この言葉が下敷きなのかは不明だが「三人目は孫のように可愛い」という言葉もある。これは、三人目の子どもを持った方の実感のようだ。

このように、孫が可愛いことは世の中の前提、常識とされているようだ。

ただ、孫はいつまでも赤ちゃんではいられない。幼児期もすぐに過ぎ、小学校も高学年となると、生意気になってくる。こうなると、可愛いだけではなくなる。

その後大体高校卒業までの間は思春期で、関係も微妙になる。実際、先程紹介した「孫」の歌詞も、この年代はサラッと通過、二十才まで話が飛んでいる。

ただ、一般的には子は父母との摩擦の方が大きい。場合によっては、祖父母が両者の間に入る仲介役、潤滑油の機能を果たす場合もある。

このようなことを思い出したのも、今年のお盆の帰省方針を考えているからだ。去年は遠慮したが、一人暮らしの義母は寂しがっている。今年は感染リスク・被感染リスクも考え、妻だけ行かせようと考えている。

もう、孫である娘も可愛いだけでもないだろうし、というのがこの方針の基本にある。

これに加え、娘はワクチンを未接種である一方、妻は既にワクチンを二回接種済み。娘も行くとなると道中での感染リスクがそこそこある一方、妻のリスクはかなり低い。これも方針の補強材料。

ちなみに、航空会社は搭乗者に対して低廉なPCR検査サービスを実施しており、妻は帰省に合わせて受ける予定。ここで万一陽性だったら......という恐れもゼロではないが、地方の方へのアリバイ作りとして受検は必須となる。

コロナ禍も約一年半が経過、人が人を求める心と感染リスクの狭間で、多くの人が苦悩している。


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