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家をどうするか。そのシンプルな問いを考える③(家の売買は、手数料も高額)

家やマンションの購入では、不動産会社を通す場合が多い。その仲介手数料は以下の算式で求められる。

★仲介手数料=(売買価格×3%+6万円)×1.1(内0.1は消費税10%)

仮に5,000万円の物件なら171万6千円。更に、契約書に貼る印紙税(5,000万円までなら1万円、それを超え1億円までなら3万円、1億円超なら6万円)、別途司法書士に依頼する登記手続報酬等も掛かる。

余談だが、仲介手数料は上述の金額を売り手と買い手の両方が支払う。だから、同一業者が売り手と買い手の両方を取り扱うと、収益は倍になる。

賃貸の場合、20万円超の家賃となるとなかなか手が出ない。それでも仮に家賃20万円で、礼金2敷金2仲介手数料1として計算した場合、ざっくり購入による手数料の6割以下で済む。

よく「長い目で見れば持家の方が得」と言われるけれど、初期費用は抑えるに越したことはない。当分は引越さずに済むとの確信をある程度持てないと、購入の決断にリスクがひそむ。

建売り住宅の販売会場で、未就学児を連れて内覧する人と出会うことがあった。彼らがもしその家を購入すれば、その子は学区内の小学校に通い続ける可能性が高い。

不動産業者は地元の学校の紹介はするが、その内情に詳しくない場合が多い。自分がよく知る地域以外での購入にはリスクがあり、いざと言う時に逃げられるオプションも持っていた方が良いと考える。

実際私は、子どもが小学校低学年を終えるまで賃貸に留まった。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。