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家の購入手続①(家の購入契約手続は、賃貸とは比較にならないほど面倒)
当方の値下提案は、無事に不動産販売会社内で決裁を得られた。こうなると、販売担当者は俄然やる気を見せる。
決算期に間に合わせようと、年度内売買契約に向けたスケジュールが組まれる。こちらも値下げを飲んでもらった以上、そのスケジュールには従う必要があった。
まず、登録申込書を記入・提出する。これは、住宅購入に関わる大まかな資金計画や手付金の額等の内容や引き渡し日の希望を記入するものである。
この控えと共に、売買契約書と重要事項説明書の見本を渡された。また、この会社の提携銀行の住宅ローンが一番金利が低かったので、そこでの口座開設を決めて、最初の日は終わった。
早速銀行口座を開設すると、次の週にはローンの申込書を渡され、販売担当者からのご指導を受けながら記入していく。
今の住宅ローンは、変動金利型だと1%を切るものも少なくない。こうなると、所得税の住宅ローン控除で1%の税額控除があることから、借金額が多い方が得になる場合が多い(但し、通常4000万円、条件に適合する家屋で5000万円が上限)。
例えば利率が0.6%だったとする。年末のローン残高の1%分が所得税の還付として戻ってくるので、差分の0.4%分が儲かる計算になる(厳密には、給与天引された所得税が戻るだけなので、純粋な収入ではない)。
住宅購入では、このような損得勘定への意識が不可欠となる。「面倒だ!」と思うのは確か。でも、そうは思っても金額が大きいため、熟慮せざるを得ない。
読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。