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コロナ禍でのさまざまな制約にも、めげず顔を上げて

緊急事態宣言が延長・継続、更に新規に宣言が発出された県も出てきた。

実家のある県も感染者数がかなり増えている。先のGWで帰省しなくて良かったと心から思う。

というのは、自分が帰省道中や実家近辺での感染を回避できたのもあるが、それよりも私の東京からの帰省と実家近辺での今の感染拡大を結びつけられて批判されるリスクを(結果的に)回避した、と考えられるからだ。

私は、大学への進学を機に上京し、爾来実家に帰ることは年に数回あったものの居住したことはない。だから、実家近辺に住む人とは、疎遠になっている。アウエー感漂うところで、無用の波風を立てるのは避けたい。

加えて、母が居住している施設では面会禁止が今も継続しており、帰宅するインセンティブがなくなっている。

もちろん、実家の様子を確認しないと不安な気持ちはある。しかし、帰省してもそこでできることはかなり少ない。家の本格的な片付けもしたいところであるが、数日ではできることに限りがある。

しかも、片付けを本格的にやろうとすればするほど独断ではできず、姉との調整も必要になる。しかし、そこでまた感染防止との兼ね合いが生じ、一緒に作業することが憚られてしまう。

更に、このご時勢では地元に残る友達を訪ねて会うこともできない。実家の様子を確認しなければという思いと、実家でできることがほとんどない現実の間で、忸怩たる気持ちを抱いて日々を送っている。

令和が始まって丸二年が経過した。その始まりの時にコロナ禍を予想し、多くの行動に制約が掛かることを見通せた人は、まずいなかったであろう。

だからこそ逆説的ではあるが、この先も何をするにも意のままにならぬ今の世相が続くとは思い込まない方が良い。先のことはわからないからだ。

大抵の場合、悲観的に予想した最悪の状態よりは幾分マシなところで収まるもの。そう気持ちを切り替えて、身構えて凝り固まった身体をほぐし、顔を上げて日を過ごすようにしたいものである。

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