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加入した生命保険の一つが満期を迎えることに思うこと
朝はともかく、帰宅時の気温も結構低いですね。北海道では大雪になっているそうで、何年か前に娘を守るために凍死したお父さんのことを思い出してしまいました。娘さんはその後どうされているでしょうか。
さて、……
実は、子供の学資保険が近々満期を迎える。自分が掛けた保険で満期保険金を受け取るのは、これが初めてのこと。
保険に入った頃は、子どももまだ未就園児だったことを思うと感慨深い。当時は満期なんてまだまだ先のことだと思っていた。それだけにいざその時を迎えると、改めて子供の成長と自身の老化を実感する。
ただ残念なのは、入った当時は既に低金利であったため支払保険料と満期保険金を比較すると微妙に赤字になる。そして、医療保険特約はついに一度も使うことがなかったことも残念と言えば残念。
でも、無病息災で育ってくれたのである。赤字部分については、安心を金で買ったと自分に言い聞かせるしかないと達観している。
実は保険については、良くないイメージを持っている人がいる。特に高度成長期を満喫した人はその傾向が強い。
というのは、保険に入った頃は大きな保険に入ったつもりが、満期を迎える頃にはチョボチョボ程度の価値にしかならなかったというのだ。これは高度成長の裏の部分だと思う。
経済成長が著しいと、お金の価値が下がってしまう。だからこういうことが起こるのだけど、そういう視点に立たずに「保険屋さんに騙された」と言う人は一定数いる。
この点で、保険とローンは真逆になる。ローンは高度成長で給与が上がった結果、相対的な支払額の割合が下がった人が多い。
さて、学資保険が入金されたらどうしようかと一瞬は思ったものの、やはり学資として使うことになる。だから、特段嬉しくもない。
ちなみに、私は自分にもしものことが起こるとは思わなかったので、あまり高額の保険に入ることはなかった。最大で3千万円ほどで、掛け捨て部分はないようにした。
一般的に売られる定期付き終身保険の更新型は、後で割高になると考えたので、私は敢えて単体の終身保険に加入した。
セールスに来た保険屋さんに「単体の終身保険だったら考える」と言ってみると、保険屋さんから「この人はできる」と思われる可能性が高い。安易に商品のセールスをしてはいけない人として認知される。
実際、加入時に金利が高かった事実はあるものの、トータルで400万円に満たない払込額で生涯にわたり1,000万円の保険金が確保できた。だから、自分が死なないと思っているならば、基本的に定期部分は除くことをお薦めしておく。
お読み頂き、ありがとうございました。
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