見出し画像

在宅勤務で疲れる要因を考える㊦

(承前)

6.顔を見にくい

お互いに顔を見ながらのビデオチャットも物理的にはできる。でも、配布されたルーターで使用できるデータ量は無制限ではない。一定の㎇を使うと通信速度が遅くなると言い渡されている。

そのため、チャットでも多くのデータ量を要する動画像は、基本的に表示しない癖がついた。お互いに顔の表情を見られず、途中で詰まったり乱れたりする音声のみで相手方の感情を読み取るのは、通常よりも難易度が上がる。

7.音声チャット前に根回しが要る

音声チャットであっても、そもそも相手がすぐに出られる状態とは限らない。職場への内線電話であれば同じ島の誰かが取り敢えず代わりに出ることも期待できるが、在宅でのチャットでそれはあり得ない。

従って、音声チャットの前にその可否を尋ねる文字チャットの送付等の根回しが必要になる。その場合でも相手からすぐに応諾される場合ばかりではない。そのため、悶々とした時間を過ごすこととなるし、待つうちに当初の勢いも削がれてしまう。

8.昼食の準備に時間を取られる

人間なので、昼になれば腹も空く。しかし住宅地のため、家の周辺には飲食店がない。かといって、さすがに作って食べる時間はない。

少し遠くまで食べに行くと、往復に時間を取られ、かつ体力も消費する。更にその分、出社するより昼休みも短くなる。

結言

ざっと考えただけでも、在宅勤務にはこれら複数の疲れる要因があると思い至った。一方で1人での作業等、邪魔が入らず在宅の方がはかどる内容があるのも事実。

個人で完結するものははかどるが、他者との調整と昼食には時間と労力を要する。だから、昼食はともかくとしても「調整の必要な仕事の割合が多いと疲れの度合いが増す」というのが当方の結論だが、雑過ぎるだろうか。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。