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家をどうするか。そのシンプルな問いを考える⑨(これは天意だと勝手に解釈する)

私の値引き提案を受けた販売担当者は、会社内で精力的に動いてくれたようだ。私の提案した条件で売買がなされ、今自分が住めているのだから率直に感謝している。

たまたま近所に似た条件の物件が売りに出され、そちらの方が安いという状況が発生したのを奇貨として、間髪を入れずに動けたこと、そして値下げ余地があるらしい雰囲気をいち早く掴めたことが勝因だったと今でも感じる。

販売会社側が、この競争物件にどのように対応するつもりだったのかは不明である。でも、販売開始から数ヶ月が経過して未契約という事情はあり、いずれ値下げは不可避だったと思う。私の提案がそれを早めただけだろう。

不動産紹介サイトに値下げした新価格が掲示されてからでは遅い。それで今まで何回か「類似条件物件購入希望者」に先行されてきたけれど、今回は完全にわが家の方が先んじることができた。

これは、ひとえに運である。言い換えれば、今住んでいる家と縁があったのだろう。大げさに言えば天意かも知れない。

こちらの提案が結果としては通ったが、この提案が担当役員まで上申されていたことは、事後に伝え聞いた。もし担当役員が却下していたなら、私は賃貸暮らしを続けていたかも知れない。

成功してからの後講釈だとは認識しつつも、「まあこれくらいならば通るだろう」というレベルで私が提案できたのは、やはり相場感の体得なしには難しかったと思われる。

かくて契約手続に進めたのだが、これは、かなり面倒臭いものであった。それについては、追い追い。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。