「セクシー田中さん」調査報告書に関わり1/3程度を読んで思ったこと
今日は午後から雨との予報に基づき、折り畳み傘を持って出社しました。15:00頃から断続的に強い雨が降っていますが、運良く折り畳み傘を開くことなく家に帰り着くことができました。ヤレヤレと思っています。
さて、……。
「セクシー田中さん」については、日本テレビが取りまとめ5/31にサイトにアップしたものに続き、小学館も今日(6/3)独自の報告書をサイトにアップした。両方とも90頁になる大部であり、とてもすぐには読み切れない。
既に日テレの報告書については多数の論評記事がネットにアップされている。それに比較すれば私の対応の遅さはいかんともしがたいとも思うが、自分なりに本件については興味を持っており、そういう社会の動向に流されずに思うところをnoteに記載したいと思う。
以下は、日テレの報告書で自分が引っかかった部分を引用し、コメントしたい。基本的に「当該枚数/PDFの枚数」で記載しているため、報告書の頁とは合っていない(報告書に振られた頁は、当該枚数から6を引いて欲しい)。
細かいのだけど、こういう校正漏れがあると途端に精度を疑ってしまう。公表する前に何人もが目を通したはずなのに、これはない。
これまでの経験を語っているのは分かる。でも、それでヨシとしている時点でPDCAが回っていない。どうすれば齟齬が発生しないのかを全く考えようとしない体質なのだろうか。
小学館と日テレで認識が違っている部分。これをそのまま調査報告書に載せる感覚が理解できない。全然調査していないではないか。この記載で誰に何を伝えたいのかが不明。
私の流儀で恐縮だけど、大事なことはメールした後に電話で補足する。後で言った言わないの話になりかねないからだ。これ、大事な話なのにそれをキチンと記録しないのは、放送免許を持つ企業としてのコンプライアンス意識を疑う。
本来、修正しなくて済むようにすべきというのが大前提ではなかろうか。そこから大きく外れているし、諦めなかった方が悪いと言いたいのかと疑問を感じた。
一つ上の指摘も含めて、入れ替えなくても済む程度の変更であれば、なぜ入れ替えようと言い出したのかが分からない。これでは絶対にダメだという確たる思いがあったのかが疑わしい。
これ、ドラマ制作者の感性が問われると思っている。キャラクターがブレていいと思っているのだろうか。
多数決で決めるべきものでもあるまいと思う。そして、改変したい理由をキチンと説明していたのかが伝わってこない。
2話の尺が足りなくなったのは、制作サイド側の問題ではなかろうか。そして、制作サイドも一度受けたものである以上、本件原作者だけをルール違反だというのは、自らにも返ってくるブーメランだと感じた。
同じ頁に、本件原作者が照会した撮影シーンについて、まだ撮影していないのにA氏は撮影済みと回答し、それが本件原作者が知るところとなったことも書かれている。この件は、多くのネット記事でも紹介されているので、割愛する。
取りあえず読んだところまでで引っかかったところを記載してみた。
お読み頂き、ありがとうございました。
読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。