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コストカットのみに注力するのは、あの心の病に似ている気がする

毎朝、布団を出るのに覚悟がいる昨今。布団のヌクヌクさはありがたくもあり、魅惑的過ぎでもありますね。

さて、……

昨日書いた記事。


今の日本の状態って何かに似ているなあ……と思った。何だろう、何だろうと考えていた時に気付いた。

摂食障害だ

「オジさん、何言っているの?」
と思われたかも知れない。

でも、会社の業績を上げるため、本来はしっかりお金を稼ぐ方向に軸足を置いて成長を考えるべきなのに、逆に費用の削減ばかりに心血を注いでしまった。稼がずに自らの体力を削って生き延びている状態。

これを摂食障害状態と呼ばずして何と表現すれば良いのだろう?

傍から見れば、自分は全く不健康な状態なのに「よくやっている」「努力の先に成功がある」と自画自賛。これも似ている。

ふらふらになり、ドンドン体力が落ちていても、稼ぐ側(食べる側)に軸足を移せない。本当はかなり危うくなってきていることにも気付けない。

思考が耐える方向ばかりに向いて、それでも何とかなってしまってきた。この成功体験の刷り込みを続けるうちに、いつしか稼ごうという発想すら持てなくなってしまっているのだとしたら、どうだろう。

もちろん、コストカットそのものを否定するつもりはない。贅肉がついている状態は健全ではないからだ。それは絞る必要がある。

ただ、それもやり過ぎると新しい創造力を生み出す余力がなくなる。それで収益が得にくくなり、利益確保のために更にコストカットに勤しむ悪循環。

やはり、これはよろしくないと言わざるを得ない。

ダイエットのやり過ぎは、自らの命を削りかねない。それがわかっていながら、仕事についてはそうじゃないと思い込む。これはもう少し意識されても良いことではなかろうか?

なお、コストカットを計画を立てて実行すると、自分はしっかり自己管理できているという統制感を持ててしまう。これは自己肯定感にも容易に結びついて、益々そちらに勤しむようになる。

自己肯定感を持てることは、快感だからだ。

しかし、それが結果として自らの体を蝕んでしまうことに、そろそろ気付くべきではないだろうか。

お読み頂き、ありがとうございました。

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