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家をどうするか。そのシンプルな問いを考える⑧(購入新居への移動は、ワープ並みの条件の複合)

そもそも家の購入は、男子一生の大事業と言われたこと。今ではこれも死語かも知れないが、一般人が何度もできることではない。

「家なら何でもよい」はあり得ず、気が向いたから買うものでもない。購入の前に、様々な状況の総合勘案が必要になる。例えば、

・そもそも、買いたい物件が存在する(これ、常にあるとは限らない)
・その物件が、他者に先を越されずに残っている
・物件選定で妥協はしたが、し過ぎてはいない
・購入を固く決意する
・ある程度資金が貯まっている(頭金ゼロはやはり不安)
・ローンの審査を通る見込みがある
・家族が皆、健やかである(何かあればそういう機運にならない)
・子どもの数が確定し、ある程度成長している(部屋数の過不足を防ぐ)
・現状の地域社会とのつながりを維持(or放棄)する決意をする
・勤め先での転勤の有無を見極める

……等である。これらを一通り検討・解決しておかないと、購入後に齟齬が出てつらくなる。

私がこの状況を映像としてイメージしたのは、宇宙戦艦ヤマトのワープシーン。ワープ前に複数の線が画面上を流れる中で、そのすべてが合致した点を見極めてワープを実行するのだが、この映像を思い浮かべられる人も、今は少ないかも知れない。

新居への引越しは単なる物理的な移動で、時空を飛び越えるワープほどではない。でも、多くの条件がある一点で重なった時に、それをクリアして達成できる点では同じだと考えている。

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