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家の購入手続⑧(家の引き取り)

新築ならではのことではあるのだが、引き取る前に家の傷チェックもすることになった。きれいな家も、よく見ると傷があちこちにあるのだ。

傷というと表現がきついが、リアルにちょっと凹んでいる箇所もあれば、洗面所の溢水防止穴の蓋がない、ドアや壁紙に接着剤の残りが白く浮き出ている等、買う側からすれば気になる点が複数目につく。

もちろん大きなものはないのだけど、やはりここは完全無欠であって欲しいという気持ちが強くなる。これは、家という高額商品を買った人間の宿業だと思う。

それを受ける住宅販売会社の担当者も大変だろうとは思いつつも、言いたい気持ちを抑えられない。受けた彼も「気持ちよく入居してもらいたいですし、ご指摘のあった点は工事担当部門に伝えます」と言ってくれた。

真面目な話、取付け作業時には使わないために他所に仮置きしていた付属品を戻し忘れることはあるだろう。また、職人さんが壁紙を貼った直後には見えなかっただろう接着剤の跡が、時間の経過により白く浮かび上がることは、珍しくないらしい。

さまざまなものがあったが、後で不満を感じるくらいなら、言うべきことは言った方が良い。

ただ台所のシンクの傷は、補修では無理で全取替えとなった。ガス器具の検査のやり直しが必要になり、引き取り日ギリギリまでの作業となったので、傷の指摘もほどほどにすべきだろうとは思う。

住んでしまえば、何かの拍子に傷が付くのは否めない。そのことをわかっちゃいるけれど黙っておれない自分は、まだまだ人としての修行が足りないのかも知れない。

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